BTSスカイトレインのスクンビット線で端から端まで乗ってみた(ケーハ駅~ワット・プラシーマハタート駅)

最近の出来事
スポンサーリンク

サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。

さて、バンコク市内の移動で便利なBTSスカイトレイン、最近、区間延長が続いており、今は何駅が終点で、そこはどうなっているのか見てみたくなって、取り敢えずスクンビット線の端から端まで乗ってみました

スポンサーリンク

BTSスカイトレインについて

BTSとは「Bangkok Mass Transit System」の略で、バンコク市内を高架モノレールのように走っている電車で、スカイトレインとも呼ばれています。

BTSの路線は2本あり、「サイアム駅」を中心として、北と東に延びている路線が「スクンビット線」で、西と南に延びている路線が「シーロム線」です。

①区間延長の履歴

1999年12月5日【開業】
スクンビット線= モーチット駅 – オンヌット駅
シーロム線= ナショナルスタジアム駅 – サパーンタークシン駅

その後しばらく約10年間は区間延長がなく、BTSの終点は上記の4駅と言うのが頭の中には刷り込まれていました。
ところが、10年後の2009年から、今度は立て続けに区間延長がされて来ました。

  • 2009年5月15日 サパーンタークシン駅 – ウォンウィアン・ヤイ駅(シーロム線の延長)
  • 2011年8月12日 オンヌット駅 – ベーリング駅(スクンビット線の延長)
  • 2013年1月12日 ウォンウィアン・ヤイ駅 – ポーニミット駅(シーロム線の延長)
  • 2013年2月14日 ポーニミット駅 – タラートプルー駅(シーロム線の延長)
  • 2013年12月5日 タラートプルー駅 – バーンワー駅(シーロム線の延長)
  • 2017年4月3日 ベーリング駅 – サムロン駅(スクンビット線の延長)
  • 2018年12月6日 サムロン駅 – ケーハ駅(スクンビット線の延長)
  • 2019年8月9日 モーチット駅 – ハーイェーク・ラプラオ駅(スクンビット線の延長)
  • 2019年12月5日 ハーイェーク・ラプラオ駅 – カセサート大学駅(スクンビット線の延長)
  • 2020年6月5日 カセサート大学駅 - ワット・プラシーマハタート駅(スクンビット線の延長)

正直もう駅名が覚えきれず、訳わかりません。。。
直近のBTSの路線図はこんな感じです。

黄緑色の太線がスクンビット線で、緑色の太線がシーロム線です。その他の細い線は、地下鉄やエアポートリンクなどです。
路線図を拡大して見たい場合や、ルート・料金検索には、こちらのBTSホームページからどうぞ。

②乗車券(切符)の種類

BTSに乗る際の乗車券ですが、いくつかの種類があります。
駅の柱には、その案内ポスターが貼ってあり、日本語も書いてあったりしますので、安心ですね。

この写真では見えにくいかと思いますので、以下に概略を説明しておきます。

1) シングルチケット(普通切符)

普通に都度切符を買う場合には、「シングルチケット」となります。

駅の券売機か窓口で購入します。

ちなみに券売機ですが、先に購入したい金額を押してから、その後にお金を投入します。日本の券売機とは手順が逆なので、ご注意下さい。

2) ワンデーパス(1日乗り放題切符)

発券日に、その日丸1日乗り放題の切符です。価格は1枚140バーツです。

3) ラビットカード(プリペイド方式)

非接触ICカードを使ったプリペイド方式のものがラビットカードです。

ラビットカードには3種類ありますが、通常はオレンジ色の「adultカード」となります。
緑色は「studentカード」であり、学生しか買えません。
紫色は「seniorカード」であり、60歳以上のタイ国籍の人しか買えません。

4) ラビットカード(30日間の回数券方式)

こちらもラビットカードを使いますが、金額ではなく乗車回数で管理される方式です。
金額により、乗車回数が設定されており、それを30日以内に消化する必要があります。

尚、金額が高いほど、乗車1回分の単価は下がります。この計算上の単価よりも安い区間を乗るのは損となるので、ご注意下さい。安い区間を乗る際には、都度「シングルチケット」を買いましょう。

③始発と終電の時刻

BTSの運行時間帯ですが、駅により違いますが、おおむね朝は5時半前後から、夜は0時前後となってます。
特にアソークからエカマイの間あたりで飲んだくれた時は、0時までに駅に滑り込めば、電車には乗れそうです。
始発と終電の各駅の時刻と、時間帯別の運行間隔については、各駅にポスターで貼ってありますが、拡大して見たい場合には、こちらのBTSホームページからどうぞ。

スポンサーリンク

スクンビット線の端から端まで実際に乗車してみた

さて本題で、2020年7月現在のBTSスクンビット線の端(ケーハ駅)から端(ワット・プラシーマハタート駅)まで乗車してみたお話です。まずは私が住んでいる最寄り駅から、まずはケーハ駅に移動してみます。

余談ですが、現在は新型コロナ感染の時期で、改札では検温を実施しています。
以前は、駅係員が一人一人おでこに機械を向けて測るスタイルでしたが、今はカメラ画像認識で測ってます。
一度、基準の37.5℃を越えた人が通ったのを見た事がありますが、画面が赤くなって、アラームも鳴ってました。横で起きたので、ビックリしました。。。
今回は正常値で無事通過です。

①東方面の終点、ケーハ駅

エカマイ駅からケーハ駅まで、約30分でした。座ってて、お尻が痛くなり始めた頃、ケーハ駅に到着です。

ケーハ駅のそのまた先の風景です。線路はかなり先までありそうです。まだまだ区間延長の計画がありますからね。

ケーハ駅の周辺ですが、んー。。。ローカル地帯が広がってるだけで、これと言って、特に何も無さそうですねぇ。。。

ちょっと気になると言えば、目の前にデッカい駐車場があるくらいですかねぇ。。。

現在ここがBTSの終点となっていますので、それよりも先に住んでいる人にもBTSを使って欲しいとの事で、大きな駐車場があるようです。取り敢えず、見に行ってみました。

料金はどれくらいなんだろう。。。かなりウロウロと歩き回ってみましたが、全然料金の記載がありません。

警備員のおじちゃんが不審者かと思ってこちらを見てます。なので、その警備員のおじちゃんに料金を聞いてみました。
最初の2時間が10バーツ、以降は1時間毎に5バーツだよ
但し、駅構内でBTSに乗った事の証明チェックがいるんだよ
と、ニコニコしながら丁寧に教えてくれました。おじちゃん、よく分かった。ありがとう!

そしてこちらが駅構内、改札口を通った先にあった駐車券のチェックマシン。

なるほど。。。なかなか良く出来たシステムです。

と言う訳で、ケーハ駅ではあまり収穫がなかったので、反対側の北方面の終点、ワット・プラシーマハタート駅へ移動です。
途中、なかなか興味深いスポット(海軍学校、3つ頭のデカい象、展望タワーなどなど)を通り過ぎましたが、それはまた別の機会に行ってみようかと思います。

②北方面の終点、ワット・プラシーマハタート駅

ケーハ駅からワット・プラシーマハタート駅まで、所要時間は1時間15分掛かりました。途中お尻が痛くなって来るし、何よりも寒い!! BTSの冷房、効き過ぎです。長く乗車する時には、長袖持参した方が良いです。
と言う訳で、寒さに震えながら、ようやくワット・プラシーマハタート駅に到着です。

もうすぐ先は、ドンムアン空港ですね。そこまで伸びると、また便利になります。

ワット・プラシーマハタート駅のそのまた先の風景です。こちらも線路はかなり先までありそうです。こちらもまだまだ区間延長の計画がありますからね。

ワット・プラシーマハタート駅の周辺ですが、ケーハ駅よりはなんとなく栄えてそうです。ちょっとだけ、なんとなくですけどね。

ただ、駅名にワット(寺の意味)が付いているだけあって、駅のすぐ近くに大きな立派なお寺がありました。

行った日が、たまたま仏教関係の祝日(カオパンサー)だったので、駐車場がいっぱいですね。
折角なので、お参りがてら、お寺に行って来ました。

正面の白い建物の中身ですが、同じような形をした金色のオブジェがありました。

周りには、敬虔な仏教徒のみなさんが無言でお祈りしてます。

お邪魔にならないように、私は一度手を合わせてお参りし、音を立てないように早々に退散します。

そして白い建物の裏側には、本堂と思われる建物がありました。

あれれ? こちらはほとんど人がいない。。。何で?
さっきは駐車場、満杯だったのに、みなさん、どこ行っちゃったの?

人もいないし、本堂の中の綺麗な金色の仏様に、ゆっくりと色々なお願いをしてお参りしておきました。

外に出て、しばらく歩いてみると、おっ?人がいっぱいいました。お坊さんにお布施をしているようです。

みんさん、ここに集まってたんですね。本堂に人がいないはずだ。

他には大きな池があり、中央には仏様がおられる芝生の島もあり、のんびりとした良い雰囲気です。

駅から見えて、徒歩数分で便利ですし、雰囲気も良い感じですし、行くとなんだか心も穏やかになりますし。是非一度訪れてみて下さい。

スポンサーリンク

BTSの今後の区間延長計画

最後に、今後のBTSの拡張計画について、ちょっとだけ触れておきます。

BTSの駅には「E6」とか「S2」とか記号が付いています。これは、スクンビット線シーロム線の重なる「サイアム駅」を中心として、そこから東(E)西(W)南(S)北(N)に、いくつ目の駅、との意味になります。
2020年7月現在のスクンビット線の路線区間は、
(E23) ケーハ駅 ~ (N17) ワット・プラシーマハタート駅
シーロム線
(W1) ナショナルスタジアム駅 ~ (S12) バーンワー駅
です。
これが、現在発表されている延長計画では下記となります。
スクンビット線
(E27) バーンプー駅 ~ (N28) ウォンウエーンループノークタワンオーク駅​

シーロム線
(W2) ヨットセー駅 ~ (S18) タリンチャン駅​

駅の記号番号を見てもらうと分かる通り、東(E)西(W)南(S)北(N)全てに、更に延長される予定です。
将来の全マスタープラン(路線図)は英語版Wikipediaに乗ってました。ご興味のある方はこちらからどうぞ。

今後の区間延長の開通時期については、計画通りにはなかなか行かないタイなので、実際にはいつになる事やらではありますが、更なる延長開通の日を心待ちにしたいと思います。
そして未だ行った事のないところに、BTSに乗って、見に行ってみたいものです。きっとまた何か新たな発見がある事でしょう。楽しみです。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。

タイトルとURLをコピーしました