サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
つい先日のことですが、タイの銀行ATMでキャッシュカードを入れたら、そのまま画面が変わらないまま、ATMがダンマリになってしまい、かなり冷や汗をかきました。
こう言った、キャッシュカードの飲み込みトラブル、タイでは結構あるあるだったりします。
そうなると、銀行への連絡やら、カードの再発行やら、大変な手間が掛かります。
しかし、タイの銀行ATMには、携帯電話のアプリを使って、カードなしでお金がおろせる機能があるんです。
これでキャッシュカードの飲み込みトラブルは解消しますよね。
でも、
「やり方が難しそう。。。」
「携帯アプリの操作は苦手」
「タイのシステムは本当に大丈夫?」
と言ったような心配もあり、新しいことには、二の足を踏む方も多いのではないでしょうか?
実は私も、そんな心配性の一人でした。
でも、今まで何度かカード飲み込みトラブルに会い、いつもATMではカードを入れる際には、ビクビクしながら操作していました。
そんなカード飲み込みトラブルは、もうコリゴリです。。。
なので、思い切って、カードレス出金に挑戦してみました。(ちょっと大げさ?)
すると、「なんと簡単な!前からやっておけば良かった。」と言うのが感想です。
私が使っているサイアムコマーシャル銀行(SCB)での、カードレス出金の操作方法を解説します。
カードレス出金をやったことのない方、是非おすすめします。
よくある銀行ATMでのカード飲み込みトラブル
私が過去経験した、カード飲み込みトラブルをご紹介します。
①ATMトラブルによるカード飲み込み事例
ATMにキャッシュカードを入れたら、そのまま画面が変わらないまま、ATMがダンマリ。。。
キャンセルボタンや、他の色々なボタンを押しても、うんともすんとも言わない。。。
突然、吐き出されることがあるので、ATMの前でジッと我慢して待機。。。
10分くらい経過し、もうダメだと思い、銀行のコールセンターに電話をかけようとしたら、突然、カードが出て来ました。
その場を立ち去っていたら、誰かの手にキャッシュカードが渡ってしまうところでした。危ない危ない。
②単純にカードの取り忘れ事例
ATMで無事出金はしたものの、カードを取り忘れて、立ち去ってしまった経験もあります。
タイのATMでは、日本と順番が違い、お金が先に出て、最後にカードが出て来ます。
すると、お金をとにかく先に財布にしまうことに集中し、ついついカードを取り忘れてしまいがちです。
カードの取り忘れがあると、数分で自動的にATMが内部に取り込んでしまいます。
そうなると後の祭り、カードを再発行するしか手はありません。
タイの銀行では、カード発行には数百バーツの手数料も取られます。
もう、踏んだり蹴ったりですね。。。
実際のカードレス出金の操作方法(SCB銀行の場合)
カードレス出金の方法ですが、以下の2つのステップとなります。
ステップ1) 携帯電話のアプリで出金額を指定
ステップ2) ATMで操作して出金
では、私が普段使っているSCB銀行の例で、詳しく解説して行きましょう。
ステップ1) 携帯電話のアプリで出金額を指定
まず、携帯電話に、銀行のアプリを入れておく必要があります。
アプリでは、自分の銀行口座情報と紐づけする必要があります。
その設定は面倒なので、銀行の支店に行って、銀行員さんに設定してもらうと良いです。
通帳とパスポートを持って、銀行の支店に行きましょう。
尚、私の場合には、銀行口座を開設する時に、銀行員さんがアプリ設定を最初からしてくれました。
では、携帯アプリを使っての、カードレスの出金の方法を解説して行きます。
まず携帯アプリを開くと、下の写真の左側の画像のような「初期画面」が出て来ます。
初期画面のメニューの中で、「Banking Service」を押します。
すると、右側の画像のように、またメニューが出て来ます。
その中で、「Cardless ATM」を押します。
すると、「6桁の暗証番号」を入れる画面が出て来ます。
ATMでいつも出金に使っている暗証番号を入れます。
すると、右側の画面のように、「出金金額を指定する画面」が出て来ます。
指定できる金額は、100~20,000パーツまでの固定金額の他、任意の金額も選べます。
任意の金額を指定したい場合には、鉛筆マークを押すと、金額入力ができます。
今回は、5,000バーツの固定金額を選んでみます。
「金額を指定」したら、「Review」を押します。
すると、内容確認画面が出て来るので、間違いなければ、「Confirm」を押します。
すると、ATMで出金操作する時に使う「6桁の暗証コード」が出て来ます。
それをもって、次にATMで操作をします。
尚、この暗証コードの有効時間は15分です。15分以内にATMで操作する必要があります。
まずは銀行ATMを見つけてから、携帯アプリで操作するのが良いでしょう。
ステップ2) ATMで操作して出金
次に、携帯アプリでの準備が完了した後の、ATMでの操作方法を解説して行きます。
まず、ATM画面の中で、「Cardless ATM」のボタンを探して、押します。
すると、携帯電話番号を入力する画面が出て来ますので、「携帯電話番号を入力」して、「Correct」ボタンを押します。
すると、確認画面が出て来ます。
「携帯電話番号と出金金額を確認」して、間違いがなければ、「Correct」ボタンを押します。
すると、先程、携帯アプリで入手した、6桁の暗証コードを入力する画面が出て来ます。
携帯アプリで入手した、「6桁の暗証コードを入力」して、「Correct」ボタンを押します。
すると、出金処理の完了画面が出て来て、同時に、現金がATMの出金口から出て来ます。
現金を忘れずに受け取りましょう。
現金を取り出すと、最後にサンキューページが出て来て、終了です。
最終確認として、携帯アプリの初期画面の下の方にある「🔔マーク」を押すと、「カードレス出金の履歴」が出て来ます。
以上で、操作方法の解説は終了です。
カードレス出金に対応しているタイの銀行
2020年12月現在で、カードレス出金に対応している銀行は、以下の5行とのことで確認されています。
【カードレス出金の対応銀行】
サイアムコマーシャル銀行(SCB)
カシコン銀行(K Bank)
アユタヤ銀行
TMB銀行
政府貯蓄銀行(GSB)
この中に大手のバンコク銀行が含まれていませんが、バンコク銀行の携帯アプリの情報を調査してみたところ、カードレス出金に対応しているようには見えませんでした。
(バンコク銀行の携帯アプリ情報はこちら)
でも、バンコク銀行のATMには、カードレスATMのボタンがあったりするんですよね。
私はバンコク銀行の口座を持っていないので、対応可否は不明です。すみません。
まとめ
タイあるあるで、たまに起きて頭を悩ます「ATMでのキャッシュカードの飲み込みトラブル」。
それを解消する「ATMでのカードレス出金」について解説してみました。
「やり方が難しそう」「携帯アプリの操作は苦手」「タイのシステムは本当に大丈夫?」
と言った心配で、二の足を踏んでおられる方、いざやってみると簡単ですし、便利さが実感できます。
是非、ATMでのカードレス出金を使ってみて下さい。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。