サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
先日、タイのローカル床屋で散髪して来たお話をします。
価格表と注文方法のタイ語解説もしますね。参考にてもらえると嬉しいです。
タイのローカル床屋での散髪
①ローカル床屋の店構え
私がいつも行っている床屋は、ローカルな通りの中にあります。
店の看板はこんな感じです。
タイの街中には、女性向けの美容院はたくさんありますが、男性の髪は切ってくれなかったりします。男性で床屋を探す時には、このタイ語の看板を探して行きましょう。
さて、私がよく行くお店の正面です。このお店では、ダンディーで男前なメンバーが髪を切ってくれます。
店の中はこんな感じ。この店は理容師さんが多いので、椅子がいくつも並んでいます。
②価格表メニューの日本語解説
店の中に価格表がありました。タイ語でしか書いていないので、日本語で解説しますね。
以下、バーツから円への換算レートは、2020年7月時点での為替レートで計算しています。
大人通常料金:120バーツ(約400円)
日本では何年も髪を切っていませんが、日本の理髪店の10分の1以下ですかね。
格安QBハウスと比較しても3分の1くらいでしょうか。とにかく安いです。
今回、私はこの値段120バーツで髪を切ってもらいました。
尚、バンコクには日本人経営の男性用理髪店もありますが、600バーツくらい(約2000円)と聞いています。それでも日本の理髪店よりは安いですね。私はもっぱらローカル床屋なので、日本人経営のお店には行った事はないですが。。。
ビンテージファッション:150バーツ(約500円)
2番目に書いてある割高な「ビンテージファッション 150バーツ」とはなんぞや?
多分、レトロな感じのビンテージスタイルの髪型だと思います。
サイドと襟足を刈り上げ、トップの髪は長くして、好きなようにセットするヘアスタイルです。タイ人に人気です。
でも。この髪型にするには、ちょっと割高なんですね。技術が必要なのかも。
高校生:80バーツ(約270円)
タイの学年の呼び方は、
小学校1年から6年を「ポー・1(ヌン)」から「ポー・6(ホック)」
中学校1年から3年を「モー・1(ヌン)」から「モー・3(サーム)」
高校1年から3年を「モー・4(シー)」から「モー・6(ホック)」
と言います。
この3番目に書いてある〔 〕内には、「モー・4(シー)」から「モー・6(ホック)」とあるので、高校生の料金です。
高校生ビンテージファッション:100バーツ(約330円)
ビンテージファッションは、大人と同じく、ちょっと割高設定ですね。
子供(小学6年生まで):60バーツ(約200円)
生まれたてから小学6年「ポー・6(ホック)」までと書かれています。
と言う事は? 中学生の料金は? 抜けてますねぇ。。。
そこはご愛嬌と言う事で。多分、中学生も高校生料金になるんでしょうね。
耳掃除:70バーツ(約230円)
これ以降のメニューは、オプション料金ですね。
たまに耳掃除してもらっているお客さんも見かけます。気持ち良いんですかねぇ?
私はなんとなく怖いので、やってもらった事はないですけど。。。
散髪&毛染め:350バーツ(約1170円)
散髪と毛染めのセット料金です。でも、やっている人は見た事ないですけど。。。
時間も掛かりますしね。散髪はササっと短時間で終わらす人が多いからかと思います。
私も毛染め(白髪染め)は自宅で、自分でやってます。
散髪&シャンプー:200バーツ(約660円)
通常、散髪した後は、髪を洗ってくれません。ドライヤーの風で飛ばすだけです。
シャンプーまでしたい人はこちらのコースですね。でも、こちらも、やってる人は見た事ないです。すぐに家に戻って自分で頭を洗えば良いですしね。
ひげ剃り:60バーツ(約200円)
こちらはたまにやっている人を見かけます。私が行った日も、隣のお客さんが顔剃りをしてもらってました。
ただ、私は肌があまり強くなく、電気シェーバー派なので、カミソリ負けしそうなので、やった事はないですけどね。
アートな柄入れ:50バーツ~(約170円~)
若者たちが、はやりで入れる、ファッション柄を入れる事ですね。
例としてはこんな感じ。
きっと、デザイン画を持って行って、やってもらうんでしょうね。その内容、難しさによって、価格が変わるんだと思います。
③髪を切る時のタイ語での注文の仕方
次に、お店で、どのように切って欲しいのか、タイ語での代表的な注文方法です。
そして語尾には丁寧語を付けましょう。
・男性なら: カッ(プ) 〔ครับ〕
・女性なら: カー 〔ค่ะ〕
お願い「ね」と言うフランクな感じを出すために、 ナ 〔นะ〕 を入れると、より良いでしょう。
では、私の場合の注文方法ですが、例文として下記します。
横と後ろを少しだけ切って下さいね。
カーン・カーン カーン・ラン(グ) タッ(ト) ニッ(ト)ディアオ ナ カッ(プ)
〔ข้างๆข้างหลังตัดนิดเดียวนะครับ〕
上の方は切らなくて良いですよ。
カーン・ボン マイ・トン(グ)・タッ(ト)コーダーイ ナ カッ(プ)
〔ข้างบนไม่ต้องตัดก็ได้นะครับ〕
そして、いよいよ散髪スタートです。
④実際の散髪の様子
タイの床屋では、バリカンがメインで、あまりハサミは使いません。
私の担当をしてくれたお兄さんは、3つの大中小のバリカンを使い分けて散髪してくれました。
クシで髪の毛をすくい上げて、長い髪をバリカンでカットして行きます。
切る部分によって、3つのバリカンを使い分けして、綺麗にカットしてくれました。
そして、ほとんど終わったところで、ちょっとだけハサミ登場です。
長い部分を揃える感じでしょうか。
そして、最後にカミソリで、モミアゲや首の後ろの襟足などのムダ毛を剃ってくれます。
尚、カミソリの刃は、作業前に都度、新品の刃に交換してくれるので、とても衛生的です。
と言う訳で、カット前・カット後の写真はこんな感じです。
注文は「ちょっとだけ切ってね」だったのですが、結構、短くされちゃいました。
まぁ、いつもの事なので気にしませんが。
尚、「短くして」と言うと、本当に短くなっちゃうので、おすすめしません。注文する際には、自己責任でお願いします。
んー。。。しかし、白髪が多い。。。 少し伸びたら、自分で白髪染めする事にします。
ちなみに、各工程の所要時間も測ってみました。
「バリカン11分」→「ハサミ3分」→「カミソリ1分」
合計15分で散髪完了です。
(おまけ情報)タイ人は「水曜日」には髪を切らない?
タイでは「水曜日に髪を切ると運気が下がる」と言う言い伝えがあるそうです。
理由として、いくつかの説があるようですが、最も広く知られているのは、
「水曜日はかつて、王様が髪を切る日と定められ、王様に敬意を表す意味で、一般の人は髪を切らない日」
として認識されるようになったからだそうです。
しかし、知り合いのタイ人に聞いてみたら、「その夜にオバケが出るから」とか言う、訳の分からん事を言う人もいました。
日本でも「夜に爪を切っちゃいけない」とかの迷信がありますが、その類の話かと思われます。
ですので、最近では、水曜日でも気にせず髪を切っている人がいたります。
先日も、このお店の前を水曜日に通りかかりましたが、3人くらいのお客さんが、普通に髪を切っていましたしね。
と言う訳で、ローカル床屋のお話を紹介してみました。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。