サワディーカップ。タイ在住17年の「たきんにょ」です。
2021年7月、新型コロナによる、タイ政府のロックダウンの影響なのか、為替レートが、円に対してタイバーツが安くなって来ました。
よって、日本円をタイバーツに変える場合、手取り金額が以前よりお得になって来ています。
しかし、日本の銀行口座にある円をタイに送金するには、手数料が高く、損をしてしまうという感覚があります。
従来の送金方法としては、銀行振込やVISAキャッシングなどありましたが、手数料で1万円近く掛かるような場合もあり、かなり高額で、送金には二の足を踏んでしまうレベルです。
そんな中、現在は格安の手数料で、海外送金をしてくれるサービス会社が色々と出て来ました。
それらサービス会社の中でも、「トランスファーワイズ」(現在は社名変更して「ワイズ」)が、手数料が非常に格安で、処理も早く、とても便利です。
でも、
「大事なお金を、そんな訳の分からないサービス会社に預けるなんて、本当に大丈夫なの?」
といった疑念を持つ方も多いと思います。実は、私もその一人でした。
しかし、いざサービスを利用してみると、非常に丁寧な対応で、そして着実に、早く送金処理ができました。
日本の銀行口座にある円を海外に送金をしたい方には、是非おすすめしたいサービスです。
尚、サービスを利用するには、会員登録が必要ですが、日本にいなくても登録が可能です。
私は現在、タイに住んでおり、日本に住民票はなく、マイナンバーなるものもありません。
でも、登録ができました。
しかし、その手続きが、正直、非常に面倒でした。
途中でもうあきらめて、止めてしまおうかと思ったレベルです。
でも粘り強く手続きし、なんとか会員登録の承認が得られました。
その苦労した登録方法を、今回ご紹介したいと思います。
海外在住者で、これからトランスファーワイズの送金サービスを利用してみたいという方に、ご参考となれば嬉しいです。
トランスファーワイズのご利用はこちらから
※初回送金で、最大20,000 THBまでの送金手数料が、無料になります。
トランスファーワイズとは
まずは、「本当に信用できる会社なのか?」
トランスファーワイズの会社概要をご紹介しておきます。
「トランスファーワイズ」(現在は社名変更して「ワイズ」)は、2011年1月操業で、イギリスのロンドンが本拠地の会社です。
世界17拠点にオフィスを構え、2,400人を超える従業員を抱えています。
1,000万人以上のお客様に信頼され、毎月45億ポンド(約6,800億円)以上の送金をし、毎日300万ポンド(約4億5千万円)の銀行手数料を節約しています。
当社はMonzo、Bolt、GoCardlessなどの銀行や企業と提携し、お客様により良い国際銀行業務を提供しています。
ワイズの歴史より
操業から約10年と若い会社ではありますが、とても大きな規模で国際銀行業務を行っている会社です。
充分に信用に値する会社だと考えます。
トランスファーワイズと他社との送金手数料比較
トランスファーワイズのホームページには、まず、現在送金する場合の金額詳細が出て来ます。
送金額を入力すると、手数料の詳細の表示と共に、最終的な受取額が出て来ます。
上の画像では、「10万円」を送金する場合、タイバーツの実際の受け取り金額は「29,449.75THB」となっています。
さて、この金額が他社と比較して、どれだけ安いのかを考察して行きます。
1)VISAキャッシングとの比較
今回、私が初めてトランスファーワイズを利用するに当たり、その手続きの日に、比較用として、VISAカードでキャッシングをしてみました。
家の近所のSCB銀行のATMで、VISAカードを使い、2万THBを引き出しました。
その明細が、以下の左の画像です。
①には、この日の為替レートが表示されています。1円=0.2960THBです。
トランスファーワイズの為替レートは、1THB=3.36448円ですので、逆算すると、1円=0.2972です。
若干、トランスファーワイズがお得ですが、まぁ、許容範囲の差です。
②は、なぜか手取りダウンとなるマークアップ5%と表示されています。
隠れコスト? ここで何やら、VISAに搾取されています。5%の損は大きいです。
③は、タイ側の銀行の処理手数料と思われます。220THBを手取りから引かれることになります。
これらの為替レートや手数料から、もし10万円をVISAキャッシングした場合の手取り試算が、先程の画像の右側になります。
結果として、「27,970.48THB」。
トランスファーワイズだと「29,449.75THB」ですので、その差はなんと「1,479.27THB」。
日本円にすると「約5千円」の差が出ます。
尚、VISAキャッシングの場合には、他に、返済日までの利息が掛かります。
10万円をキャッシングした場合、「約2千円」があとで取られます。
結論として、10万円をタイに送金する場合、VISAキャッシングとトランスファーワイズの差は、なんと「約7千円」です!!
この差は大きい。大き過ぎる!!
( ̄□ ̄;)!!
実際に試算してみて、もうビックリたまげました。
この事実を知り、もうVISAキャッシングなんて、お金がもったいなくて使えません。。。
2)日本の送金サービス他社との比較
次に、送金サービスを提供している他社との比較です。
そちらは、トランスファーワイズのホームページ上で、ご丁寧に比較が表示されています。
楽天銀行と、PRESTIA(SMBC信託銀行)との手数料比較が表に載っています。
VISAキャッシングの場合までは高額ではないですが、その差は歴然です。
という訳で、日本円をタイに送金するなら、トランスファーワイズが一番ですね。
今後、送金の必要がある方には、是非、トランスファーワイズをおすすめします。
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実際の送金手続き方法
実際に送金手続きをする場合、まずは会員登録が必要です。
尚、海外在住者でも登録が可能です。
しかし、登録の承認までの道のりが、かなり面倒で厳しかった。。。
途中で、もうあきらめようかと思ったレベルです。
でも、最終的には、私は承認されました。その方法も含めて、登録手順をご紹介します。
1)事前に準備するもの
まずは、登録に必要なものを準備します。
私のような、マイナンバーを持っていない、海外在住者の場合になります。
2)パソコンで会員登録を開始
まずは、トランスファーワイズのホームページで、送金したい日本円金額の入力から始めます。
①まずは、送金したい金額と通貨を入力します。
②受け取る通貨を選択します。「∨」マークをクリックすると、通貨の候補が表示されるので、その中から選択します。
③緑色のボタン「始める」をクリックします。
(1)確認画面が表示されるので、正しければ緑色のボタン「送金手続きへ」をクリックします。
(2)個人か法人かを質問されるので、「個人アカウント」をクリックします。
(3)氏名、生年月日、電話番号、住所(日本の)、Eメールアドレスなど、個人情報を入力します。
(4)個人情報の送信後の画面です。水色のボタン「送金する」をクリックします。
(5)送金先を聞かれます。私は自分自身のタイ口座に送金のため、「自分自身」をクリックしました。
(6)本人確認の開始ページとなります。先程の「1)事前に準備するもの」も参考にして下さい。
(7)認証は携帯電話を使用して行います。表示されているQRコードを携帯で読み込みます。
(8)携帯電話に表示される画像です。以降しばらく、携帯電話での操作になります。
3)携帯電話で本人確認
本人確認には、携帯電話のカメラ機能を使うので、しばらく、携帯電話での操作となります。
(9)先程の(8)の画面で、事前に登録したメールアドレスとパスワードを入力し、ログインすると、この画面になります。使用している携帯電話の番号を入力します。
(10)後程、SMSでワンタイムパスワードが送られて来るので、電話番号に間違いがないか確認の上、水色のボタン「認証コードを送信する」を押します。
(11)その後すぐに、SMSでワンタイムパスワード(数字6桁)が送られて来ます。
(12)ワンタイムパスワードを入力し送信したあとの画像です。水色のボタン「完了」を押します。
(13)次に出て来る画像です。マイナンバーカードで本人確認すると書かれていますが、無くても大丈夫です。ご安心下さい。
(14)先程の画像を下にスクロールすると、「マイナンバーカードを持っていません」との表示が出るので、そこを押します。
(15)身分証明書の選択画面です。私は「日本の運転免許証」を選択し、「続行」を押しました。
(16)携帯電話のカメラを使って、身分証明書を送信することになります。その際、メモ用紙も必要となります。
(17)運転免許証の画像は全部で3種類が必要となります。まずは表示されている数字4桁の認証コードをメモ用紙に書きます。そして最初のカメラ撮影は、運転免許証の正面の画像です。赤丸の「カメラマーク」を押します。
(18)携帯電話のカメラが立ち上がり、撮影スタイルが表示されます。この線に合わせて撮影をします。赤丸部分を押すと撮影ができます。
(19)撮影した結果です。「×」を押すと、撮り直しができます。OKであれば、赤丸部分を押します。
(20)登録画面に撮影した写真がアップされました。写真の下の矢印を押すと、撮影のやり直しができます。
(21)先程の画面を下にスクロールすると、あと2種類の画像の撮影する画面が出て来ます。
2種類目として、運転免許証を斜めにして撮影します。
(22)撮影スタイルが表示されます。この線に合わせて撮影をします。右手で運転免許証を斜めに持ち、白線に合わせながら、もう片方の左手で画面上の撮影ボタンを押すわけですが、これがなかなか難しかったです。
(23)撮影した結果です。OKであれば、赤丸部分を押します。
(24)最後に運転免許証の裏面の撮影になります。
(25)携帯電話のカメラが立ち上がり、撮影スタイルが表示されます。この線に合わせて撮影をします。これは両手を使わないので、簡単ですね。
(26)撮影した結果です。OKであれば、赤丸部分を押します。
(27)3種類の撮影が完了したら、水色のボタン「3つの写真を撮影しました」を押します。
(28)そして最後に、自分自身の写真を、認証コード(数字4桁)のメモを持って撮影します。
(29)撮影をするには、赤丸の「カメラマーク」を押します。
(30)私の撮影画面です。OKであれば、赤丸部分を押します。
(31)登録画面に撮影した写真がアップされました。OKであれば、赤丸部分の「続行」を押します。
(32)マイナンバーカードの登録との表示が出ますが、私は持っていないので、「現在、日本に居住していない」を選択します。
(33)書かれている内容がOKであれば、赤丸部分の「同意して、次へ進む」を押します。
(34)これで、携帯電話での本人確認の操作は終了です。以降、パソコンでの操作に戻ります。
4)パソコンで送金処理の続行
ここから、またパソコンでの操作で、送金処理を続行します。
(35)パソコンで最後に操作した画面で、赤丸部分の「スマートフォンで手続きを完了させました」をクリックします。
(36)送金の目的を聞かれます。赤丸部分の「∨」マークをクリックすると、候補が表示されます。
(37)出て来た候補の中から選択します。私は無難であろう「毎月の生活費」を選択し、「送信する」をクリックしました。
(38)そして、なぜかまた送金の目的を聞かれます。私は同じく「毎月の生活費」を選択し、送信しました。
(39)手続きに時間がかかりすぎ、と言われてしまいました。。。でも、その後の結果としては、あまり手戻りはありませんでしたので、ご安心下さい。赤丸部分の「再度手続きを作成する」をクリックします。
(40)再度、送金金額の確認画面が表示されます。赤丸部分の「確認して続行」をクリックします。
(41)すると、利用規約が出て来ます。第27条まであり、結構なボリュームです。OKであれば、赤丸部分の「確認」をクリックします。
5)トランスファーワイズ口座への日本円の送金処理
海外送金に際し、まずはトランスファーワイズの口座に、送金額の振込が必要となります。
今回、私は10万円をトランスファーワイズの口座に振り込むことになります。
初めての時は、ちょっと不安。。。
でも、トランスファーワイズはしっかりとした会社なので、大丈夫です。
画面の中で、「ご利用の銀行から手動で入金する」の右側の赤丸部分をチェックし、右下の「送金手続きへ進む」をクリックします。
(42)自分自身の口座から振り込みをするのかの確認画面が出て来ます。赤丸をチェックの上、「続行」をクリックします。
(43)振り込み方法を聞かれます。赤丸をチェックの上、「続行して銀行口座詳細を確認する」をクリックします。
(44)トランスファーワイズの口座情報が表示されます。その口座に振り込みを実施します。
(45)こちらは、私が10万円をインターネットバンキングで振り込みを完了した画面です。
(46)トランスファーワイズの処理画面に戻り、赤丸部分の「振込を行ないました」をクリックします。
すると、ホーム画面に戻り、現在の状況が表示されます。
赤線の部分にあるように、「入金確認中」との表示になっています。
その後、26分後に、赤線の部分にあるように、「入金を確認しました」との表示になりました。早いですね。
そして、「現在、本人確認をしています」との状況になりました。最大3営業日かかると書かれています。
お金を預けているので、不安ですが、待つしかありません。。。
6)海外の現住所の確認 ※ここが厄介!
上記の手続きをした翌日、トランスファーワイズからEメールが入りました。
日本の住所で、その本人確認として、日本の運転免許証で手続きを行いましたが、海外の現住所を登録する必要があるとの内容です。
以下、メール全文です。
日頃より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ワイズの渡邊でございます。
ご連絡いただき、ありがとうございます。
非居住者宣言をされているようお見受けいたします。
現在は、海外にお住まいでしょうか。
その場合、担当部署にて登録住所を現住所へ変更させて頂く必要がございます。
日本から海外へ登録住所を変更される場合、以下の手続きが必要となります。
・登録される国での住所確認
海外での住所が記載されている住所確認書類をこちらよりご提出ください。
受付可能な住所確認書類につきましては、こちらをご参照くださいませ。
上記書類のご提出が完了しましたら、お手数ではございますが返信メールにて海外のご住所をご教示ください。
海外の住所へ変更された場合でも、引き続き日本円からの送金をご利用いただくことが可能です。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
海外での現住所の証明資料を、トランスファーワイズのインターネットページでアップロードし、完了したむねをEメールで連絡して下さいとの内容です。
これがなかなか厄介で、面倒な処理でした。
途中でもうあきらめて、止めてしまおうかと思ったレベルです。
でも粘り強く手続きし、なんとか会員登録の承認が得られました。
私が対応した内容を以下に紹介しますので、ご参考としていただければと思います。
トランスファーワイズの本人確認資料をアップロードするページです。
まず、下の赤線にある、「ご登録住所の証明書」を選択します。
その後、右の赤丸部分の「認証を開始する」をクリックします。
資料のアップロードページとなります。
現住所が書かれている、公共料金の明細書、または銀行明細を求められています。
提出資料が準備できたら、赤丸部分の「ドキュメントをアップロードする」をクリックします。
【海外の現住所の証明資料が難しい理由】
という訳で、トランスファーワイズの資料のアップロードページに、インターネット料金の領収書と、タイ90日レポートの承認資料を、アップロードしました。
この画面では、アップロードされていることを確認したら、その後のクリック操作は必要ありません。
ページは閉じてしまいましょう。
現住所の証明資料をアップロードしたので、それをEメール返信で連絡しました。
その数分後、「確認できませんでした」との返信が。。。
提出した資料では、承認できないとの結果に。。。
あちゃー。。。さて、どうしたものか。。。?
確認資料として、銀行取引明細があるので、タイの銀行口座のステートメントを取り寄せてみました。
すると、現住所ではなく、以前、住んでいた部屋の住所になっており、変更しないと使えないことが判明。
さぁて、困った。。。もう、あきらめてしまおうか、との考えも、頭によぎりました。
いやいや、もうダメ元で、最後の資料として、以下を提出してみました。
・現在、住んでいるコンドミニアムの賃貸契約書
・直近の家賃支払い資料(オーナーの名前あての振り込み資料)
すると、やはり却下とのメールが。。。これで「万事休す」です。。。
と思ってた数分後、以下のメールが!
承認されました~っ!!(バンザーイ!!)
このメールが、光輝いて見えました☆☆☆
努力が報われて、本当に嬉しかった瞬間でした。
と言う訳で、あとはタイの口座に着金するのを待つばかりとなりました。
7)タイの口座への入金
現住所の確認承認メールの数分後、以下のメールを受信しました。
そして、トランスファーワイズのホームページで、状況を確認してみると。。。
赤線のように、「送金は正常に送金されました」と表示されています。
実際に、タイの口座の状況を確認してみると。。。
ちゃんと入金されていました!!
入金時間を見てみると、本人確認確認完了の「8:50」と同時刻。処理が早い!!
これで、ようやく送金ミッション完了です。(安堵)
タイの現住所確認に手間取り、結果として、金曜に手続きを開始して、入金完了したのが翌週の水曜との結果でした。
長い戦いだった。。。
でも、この苦労も最初の1回だけです。
今後は、既に本人確認済みのため、処理は20分程度で完了します。
今後、送金の必要あれば、トランスファーワイズの格安・簡単・スピード処理のメリットを享受したいと思います。
トランスファーワイズのご利用はこちらから
※初回送金で、最大20,000 THBまでの送金手数料が、無料になります。
まとめ
今回は、海外送金をする際に、手数料格安・簡単操作・スピード処理の「トランスファーワイズ」をご紹介しました。
銀行振込・VISAキャッシング・他社の同様サービスの比較の結果、トランスファーワイズは、手数料が非常に格安でした。また、処理も早くて、とても便利です。
「大事なお金を、そんな訳の分からないサービス会社に預けるなんて、本当に大丈夫なの?」
といった疑念を持つ方も多いと思いますが、しっかりとして会社で、対応も非常に丁寧で、信用できる会社です。
会員登録は、日本にいなくても登録が可能です。
しかし、その手続きが、正直、非常に面倒で厄介でした。
途中でもうあきらめて、止めてしまおうかと思ったレベルです。
でも粘り強く手続きし、なんとか会員登録の承認が得られました。
その苦労した登録方法を、今回ご紹介しました。
海外在住者で、これからトランスファーワイズの送金サービスを利用してみたいという方の、ご参考となれば嬉しいです。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。
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