サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
私は年に一度、健康診断を受けていますが、先日行って来た時のお話をします。
バンコクで日本人が行く病院
異国で病気になったりすると、いくら英語やタイ語が堪能だとしても、やはり病状を伝えたり、お医者様からの医学用語を使っての説明を受けたりと言うと、やはり細かい部分で分からない事もあるかと思いますので、大変不安ですよね。
しかしタイのバンコクでは、そんな不安もなく、日本語が通じる病院がいくつかあります。
日本人がよく行く病院と言えば、以下の3ヶ所が有名です。
いずれの病院も、日本人窓口があり、日本語の通訳もいて、非常に安心です。
また、実は、これら病院の中で、タイで治療ができる日本人医師も2人だけいます。
バムルンラード病院の百武加恵先生と、バンコク病院の仲地省吾先生です。
タイでは、日本で医師免許を持っていたとしても、タイでの治療行為はできません。しかし、このお二人の先生は、日本の医師免許もありながら、タイでの医師免許を新たに取得した貴重な先生です。それも、全てタイ語で筆記試験や実地試験を受けて、それをパスした凄い先生方です。
そして私は、バムルンラード病院の百武先生に、長年、主治医(私が勝手にそう思っている。)となっていただき、お世話になっています。
と言う訳で、今年も百武先生に会いに、バムルンラード病院へ健康診断に行って来ました。
バムルンラード病院での健康診断
①バムルンラード病院の場所
バムルンラード病院の場所ですが、BTSナナ駅とプルンチット駅の中間に位置しています。
徒歩で行く場合には、BTSナナ駅から徒歩10分、約750メートルとなります。
尚、BTSナナ駅と、2つ先の駅、BTSプロンポン駅からは、無料シャトルバンも出ています。
②健康診断のメニューと価格
バムルンラード病院の健康診断パッケージはこちらとなります。
ご希望のメニューにより、お選び下さい。
私の場合は、会社から指定されたメニューで心電図を受診する必要があり、いつも、「Exective (male) パッケージ」を受診しています。
尚、申し込みについては、下記メールアドレスで、日本語で予約をする事ができます。
japanesecheckup@bumrungrad.com
日本人のコーディネーターの方より、日本語で返信がもらえます。
パッケージには無い追加の受診メニューの相談や、不明な点などあれば、丁寧に説明してくれます。
ちなみに百武先生は、火曜日と土曜日が健康診断センターの日となります。百武先生の問診を希望する場合には、事前に予約の段階でリクエストしましょう。
また、価格については、年々上がってしまってますが、タイの物価上昇もあり、それも仕方ないのかなとも思います。
さて来年は、いくらになるんでしょうねぇ。。。また上がるのかなぁ。。。
③実際の健康診断の受診状況
さて、受診当日、バムルンラード病院に到着しました。
健康診断の受付は、クリニックビルの11階になります。下の写真がクリニックビルの玄関口です。
入口を入ると、まるでホテルのロビーのようになっています。エレベーターで11階に上がりましょう。
尚、液晶の案内板では、各国の言語が順に表示され、日本語も出るので安心です。
11階に上がると、エレベーター横に、受付整理券の発行機があるので、まず整理券を発行しましょう。
尚、操作画面では、「Others」を押せば、日本語も選べるので、安心です。
整理券の番号が呼ばれるまで、受付ロビーで待ちます。
なんだかまるで銀行窓口みたいです。受付の人は看護婦さんの恰好をしているので、ちょっと違いますが。
尚、この受付の時から、日本人のコーディネーターの方がアシストしてくれますので、これまた安心です。
そして受付が済んだら、まずはお支払い。
その後、いよいよ健康診断がスタートです。カウンター「A」から順番に、受診メニューにより進んで行く事になります。
まずは、身長・体重・視力の検査、そして血液採取から始まります。
尚、機材があるような部屋は全て撮影禁止の貼り紙があったので、写真はありません。ご了承の程。
それが終わると、受診服にお着替えします。
尚、病院内は冷房が強めに効いており、持参した長袖の服も羽織ります。
受診に行かれる方、本当に寒いので、長袖の羽織り物は是非持参しましょう!
ちなみに手首に巻いている白い輪っかには、個人識別情報が書いてあり、各メニューの受診時に、必ず本人であるかの確認が行われます。
そして着替え後は、まずは肺のレントゲンで、順番待ちします。
その次は、腹部超音波検査になります。おしっこを満タンに溜めてから受診する必要があり、とにかく水を多く飲むように言われ、そしてトイレも我慢させられます。
このおしっこ我慢が結構つらかったりします。早く順番が来るように祈り続けます。
看護婦の皆さん、お忙しそうで、「ま~だ~?」との声掛けも遠慮してしまいます。。。
ひたすらトイレ我慢の末、ようやく呼ばれました。
検査終了後に、溜まったおしっこで尿検査用のおしっこ採取でトイレに駆け込みます。
これでひと通りの検査が終了し、私服に着替えます。
そして病院からの指定で朝ごはん抜きで検査を受けているので腹ペコです。
スナックカウンターに食事の用意がしてあります。
そして渡されたお弁当とパン&スポンジケーキ&オレンジジュース。
とても美味しかったのですが、量が多過ぎ。。。紙袋の方はお持ち帰りしました。
そして最後に、百武先生の問診と結果発表となります。
これまた順番待ちで呼ばれるのを待ちます。
そしていよいよ呼ばれて、百武先生の待つ診察室へ。
まず一言目のあいさつが、毎年恒例で、
「あら、たきんにょさん、もう1年経っちゃった?早いわねぇ。。。」
から始まります。
先生の机の上のパソコンには、本日の全ての検査結果と、過去数年の比較データが出て来ます。
今年は昨年よりも全体的に数値が良くなっており、ほめられました!めっちゃ嬉しい!!
尊敬してやまない百武先生、また来年お会いしましょう。よろしくお願いします。
と言う訳で健康診断終了です。時間としては、朝8時過ぎに行って、昼12時過ぎに終了。約4時間掛かりました。健康診断を受ける方、時間には余裕を持って行って下さいね。
④健康診断の結果レポート
健康診断のレポートは、後日、Eメールで送られて来ました。受診から3日後でした。
携帯電話のメッセージに、「結果レポートをEメールで送ったので見てね」のメッセージが。
そしてメールの方を開くとPDFファイルで結果レポートが届いていました。
日本語での記述もされているので、理解しやすくなっています。
海外の病院なのに、素晴らしいサービスですよね。有難い事です。
⑤病気やケガの場合の窓口
今回、健康診断の様子をお話しましたが、病気やケガで病院に行く場合、日本人専用窓口は、健康診断センターのひとつ下の「10階」にあります。
日本語で対応してくれるので、これまた安心ですね。
今のところは幸運な事に、私は健康なので、まだここの窓口にはお世話になってませんが、一応参考情報でした。
と言う訳で、今日はバンコクの日本人向け病院サービスのご紹介でした。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。