タイに住むなら必ずお参りに行くべし!バンコクにある市の柱「サーン・ラック・ムアン」のご紹介

タイで旅行
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サワディーカップ。タイ在住17年の「たきんにょ」です。
2021年最初の投稿となります。
年も変わったとのことで、これを機に、「タイ在住17年」とし、滞在年数を一つ増やすことにしました。どうでも良いこととは思ったのですが、一応ご報告まで。

さて、新年と言えば初詣ですよね。
今年の正月は、私はタイで迎えたのですが、「さて、初詣はどこに行こうか?」と悩んでいました。
そんな中、あるタイ人の知人より
サーン・ラック・ムアンには行ったことあるの?
もし行った事がなければ、是非一度、お参りに行っておくべきだよ!
と言われました。
その知人いわく、
タイに住む外国人が、タイでの生活の安全と幸福のために、必ずご挨拶に行くべきところ
だと言うのです。
あらま! 私は、ご挨拶もせずに17年もタイでのうのうと過ごしてしまいました。。。
今更ながらの遅すぎですが、これは是非一度、ご挨拶しに行っておかねばなりません。
と言う訳で、「サーン・ラック・ムアン」に初詣に行って来たので、その時の様子や、行き方などについてご紹介します。
タイ在住で、「サーン・ラック・ムアン」へのご挨拶がまだの方、是非一度、訪れてみて下さい。

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市の柱(サーン・ラック・ムアン)とは

「サーン・ラック・ムアン」の、サーンは社(やしろ)、ラックは柱、ムアンは市や国、を意味するタイ語です。
よって、サーン・ラック・ムアン」とは、日本語にすると「市の柱の社」となります。
この「市の柱」は、タイ全土の各県庁所在地や主要都市にあるものなのですが、一番最初に建てられたものがバンコクにあります。

タイの現王朝はチャクリ王朝と言いますが、現在のタイの王様はラーマ10世となります。
そのチャクリ王朝の初代の王様であるラーマ1世が、バンコクに遷都するにあたり、市の守護神をまつるために、1782年4月21日に柱を1本立て、「サーン・ラック・ムアン」を建立しました。
まだ、王宮や他の建造物もなかった時だそうです。
そしてその70年後の1852年12月5日に、ラーマ4世が、新たに長い柱をもう1本立てて、合計2本の柱が社にまつられ、現在に至っています。

そしてバンコクのサーン・ラック・ムアンの建立のあと、タイ全土の各県庁所在地や主要都市にもサーン・ラック・ムアンが建立され、各地域での守護神としてまつられることとなりました。

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タイに住むなら、必ずお参りに行くべき理由

「サーン・ラック・ムアン」は、現在のチャクリ王朝の最初の王であるラーマ1世により建立された「市の守護神」であり、現在でも、日々多くのタイ人が祈願に訪れています。
そして、その「市の守護神」に対して、住まわせてもらう外国人の私達は、生活の安全や幸福を願い、必ずご挨拶に行っておくべし!というわけです。
バンコク以外の県でも、各都市にサーン・ラック・ムアンがあるので、住んでいる県により、探してお参りに行くことを是非おすすめします。

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バンコクの「サーン・ラック・ムアン」の場所と行き方

さて、バンコクの「サーン・ラック・ムアン」ですが、場所は、観光地として有名な王宮(エメラルド寺院)の、道を挟んだ真向かいにあります。

Googleマップはこちら

以前は、この地域には電車の最寄り駅がなく、非常に行きにくかったのですが、2019年9月に、バンコクの地下鉄MRTが延伸し、王宮地域への最寄り駅ができて、公共交通機関でも行きやすくなりました。
そして、バンコクの「サーン・ラック・ムアン」への最寄り駅は、「サナームチャイ駅」となります。

サーン・ラック・ムアンへの出口は「1番」になります。
「Bangkok City Pillar Shrine」と行先案内板に書かれていますが、それがサーン・ラック・ムアンの英語名です。

この「サナームチャイ駅」は、バンコク観光の定番である三大寺院へのアクセスが抜群の駅になります。

【観光の定番、三大寺院】
1)涅槃仏のあるワット・ポー
2)エメラルド寺院であるワット・プラケオ
3)川を渡れば、暁の寺と呼ばれるワット・アルン

また、「サナームチャイ駅」の構内は、歴史や文化を感じる美しいデザインとなっています。

そして名物となっているのが、1番出口で地上に出るエスカレーターで、非常に変わっています。
エスカレーターが地上に出るところには、なんと屋根がないんです。
雨が降ったら、エスカレーターは雨ざらし。。。雨水も入り放題。
エスカレーターが壊れないか心配です。。。

ちなみに、エスカレーター出口の後ろにある建物は、「サイアム博物館」です。
美しい洋館ですね。その景観を損ねないように、エスカレーターの屋根を作らせなかったのかもしれませんね。

そして、サナームチャイ駅の1番出口の目の前の道を、真っ直ぐに進みます。
距離にして約1キロメートル、徒歩で約10分。
すると、左手にエメラルド寺院があり、その道の反対、右手に目的地の「サーン・ラック・ムアン」があります。

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「サーン・ラック・ムアン」での参拝の仕方

さて、「サーン・ラック・ムアン」の入口に到着です。

営業時間は、「6:30~18:00」。入場は「無料」です。
エメラルド寺院の入場料は500バーツ、ワットポーは200バーツと、外国人は入場料を取られますが、「サーン・ラック・ムアン」は無料です。ありがたいですね。

入口から中に入った後、5つのエリアで参拝をすることになります。
敷地内のマップで、1番から5番まで、順番に参拝して行くのが、お作法となります。

まずはお参りセットを購入

まず、参拝する前の準備として、お参りセットを買いましょう60バーツで売っています。

蓮の花、黄色い花輪、線香、布の帯、油などなど、これから行くお参りスポット各所で使って行きます。
では、このお参りセットを持って、参拝スタートです。

1番のお堂で仏様に参拝

敷地内マップで、上の方に書かれている、1番のお堂で、仏様に参拝します。

お作法としては、ひざまずいてお祈りし、蓮の花(つぼみになってるやつ)をお供えします。

2番の建物で仏様に金箔貼り、柱に布の帯巻き

次に、2番の建物に移動すると、金色の仏像がいくつか並んでいます。

お願いごとをして、仏像に金箔を貼って行きましょう。
もし痛いところとかあれば、仏像の同じ痛いところに金箔を貼って、早く治るようにお願いしてみましょう。

そして、その先、同じ屋根の下に、柱(レプリカです)が数本立ってます。
そこでは、お願いをしながら、柱に布の帯を巻き付けましょう。

3番がいよいよ本命の市の柱

そしていよいよ、本命の市の柱「サーン・ラック・ムアンにお参りに行きましょう。
一番大きな建物が、市の柱がある本堂となります。

中に入ると、立派な金色の柱が2本立っています。
短い方が、ラーマ1世が建てたもので、長い方が、ラーマ4世が建てたものとなります。

タイに住まわせてもらうにあたり、生活の安全や幸福をお願いしながら、しっかりとご挨拶しておきましょう。
そして、ここでは、黄色い花輪を一つお供えしましょう。

4番のお堂で仏様に参拝

次に隣の4番のお堂で、仏様に参拝します。
小さなお堂で、中には、5体の仏像がまつられています。

手を合わせてお参りし、黄色い花輪をお供えしましょう。

5番の建物で自分の誕生日の仏様に油を注いで参拝

さて、最後のお参り場所となります。
そして、色々あったお参りセットの残りは、油のペットボトルのみとなりました。

その油を持って、5番の建物に行きましょう。

するとそこには、曜日別の仏様が並んでいます。

そして、自分の生まれた曜日の仏様に参拝をします。

タイでは、自分の誕生日が何曜日かというのを重要視しています。
もし、自分の誕生日が何曜日かを知らない方は、調べてみましょう!→こちら

ここでの参拝は、自分の誕生日の仏像の下に、油をかけるお皿があります。
火がついているお皿です。ペットボトルの半分くらい、油を注ぎかけましょう。

そして残りの油は、建物の一番右端にある、大きなお皿に注ぎかけましょう。

以上で参拝ツアーが終了です。お疲れ様でした。

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まとめ

タイに住む外国人は、必ずご挨拶に行くべき、市の守護神「サーン・ラック・ムアン」をご紹介してみました。
バンコクの「サーン・ラック・ムアン」は、王宮(エメラルド寺院)の真向かいにあります。
以前は行きにくい地域でしたが、現在は地下鉄MRTの延伸により、「サナームチャイ駅」から徒歩圏内と、大変行きやすくなりました。
今回、私は正月の初詣で訪れたので、多くの人出となっていましたが、普段はここまで混んでいないはずです。
まだ「サーン・ラック・ムアン」にご挨拶に行っていない方、タイでの生活の安全と幸福をお願いしに、是非、行ってみて下さい。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。

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