サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
先日、「BTSスカイトレインのスクンビット線で端から端まで乗ってみた」の記事を上げました。
その時、途中で、なかなか興味深いスポットをいくつか通り過ぎたのですが、その中で「3つ頭のデカい象」を。改めて別の日に見に行って来ましたので、その話をします。
エラワン・ミュージアムの場所と行き方
場所は、BTSスカイトレインのスクンビット線、プーチャオ(Pu Chao)駅とチャンエラワン(Chang Erawan)駅の中間、BTSの線路沿いにあります。
プーチャオ(Pu Chao)駅を過ぎると、進行方向の右手にデカい象が見えて来ます。
この象の像を過ぎて到着した「チャンエラワン(Chang Erawan)駅」で降ります。
駅の先端からも象の像が見えます。見た感じ、ちょっと距離がありそうですが、駅から800メートルで徒歩約10分との事なので、歩いて行ってみました。
でも、途中、全然日陰となるようなものが無い。。。めっちゃ暑いです。
暑さに自信がない人は、駅からタクシーかバイクタクシーで行く方が良いかと思います。距離800メートルなのですぐに着いちゃうとは思いますが。。。日射病予防も大切です。
そして、看板と門がある場所に到着です。
人が集まって、門の向こうの巨大な象に向かってお参りしてます。
しかーし!! なんと扉がピッタリと閉まっているではないですかっ!! まさか今日は中に入れないの???
近くにいた、お参り用の花売りのおばちゃんに聞いてみます。
「おばちゃん、今日は、中に入れないの???」
「いいや。大丈夫。もっと先に入れる扉あるから、行ってみな」
そうだったのね?良かった良かった。おばちゃん、教えてくれてありがとう!
と言う訳で、しばらくまた歩いて、正面玄関に到着です。
エラワン・ミュージアムの入場料と営業時間
普通のお寺なら、入場料とかいりませんが、ここは寺ではなく観光スポット。入場料が必要です。
そしてチケット売り場へ。
出た~っ!! タイ人と外国人の二重価格。
タイ人価格はタイ文字数字で書いてあるので、普通の外国人には分かりません。でも、残念ながら私には読めちゃうんですよね。
料金プレートのタイ語の部分を指さしながら、
「タイ人料金は250バーツなんだね? タイ語読めちゃうし、タイ人料金で良いよね?」
とタイ語で言ったら、OKでした。
しかし、実はタイ語が読めなくても、タイ在住者との証明があれば、タイ人料金になるらしいです。タイにお住まいの方は、下記のどれかを見せればOKだそうですので、これらをお持ちの方は忘れずに。
・ビザ(要パスポート原本)
・ワークパーミット
・タイの運転免許証
そしてチケット売り場の横には、ウェルカムドリンクコーナーがありました。
ぶどうジュースとクラッカーをいただきます。ぶどうジュース、あんまり甘ったるくなくて、とても美味しかった~。汗だくで歩いて来たので、尚更、美味しかったのかも。ごちそうさまでした。
ちなみに営業時間ですが、2020年7月現在「毎日 9:00 – 19:00」となっています。
エラワン・ミュージアムとは
まず、「エラワン」とは、ヒンドゥー教の神であるインドラ神(帝釈天)の乗り物で、3つの頭を持つ象の事です。自由に宇宙を駆け巡ることができる想像上の生き物です。
ここのエラワン像は銅製で、像自体の高さは29メートルですが、台座となっているピンクの建物の高さが14.60メートルあるので、合計で43.6メートルあります。幅は12メートル、奥行きは39メートルあります。
1994年に工事が開始され、この像の建設だけで4年の歳月が費やされたそうです。作った人、大変でしたね。
建物の内部は三階層になっていて、「地下世界」、「人間界」、「天上界」の3つの世界が表現されています。
まず土台部分の地下(地下世界)は博物館となっており、タイや中国の古美術品が展示されています。
次に地上部分であるピンク色の建物(人間界)は、ステンドグラスを持つドームのような構造で、仏教・ヒンドゥー教・キリスト教の3つの宗教を融合させたような世界観が見られます。とても美しく、ここがインスタ映えの絶景スポットです。
そしてその上の象の胴体部分(天上界)は、仏像が展示されている寺院になっていて、壁や天井には宇宙が描かれています。こちらも美しく幻想的な絶景スポットです。
エラワン・ミュージアムの敷地内の散策
さて、お待たせしました。では、実際の敷地内の様子を見て行きましょう。
ウェルカムドリンクをいただいた後、外に出て少し歩くと、エラワン像の広場に出ます。
①エラワン像正面でお参り
エラワン像の正面では、タイ人の皆さんがお花と線香を持って、お祈りしています。
私もお花と線香をもらいに行きます。チケットを見せればタダでもらえるらしいのですが、タダでお願い事をするのも気が引けるので、右隅の賽銭箱に20バーツ入れておきました。
そして私も周りのタイ人を見習ってお参りします。お祈りした後、線香とお花は所定位置に置いて、お参り完了です。
②建物地下「地下世界」
さて、いよいよ建物の内部へ。
まずは地下の博物館に行ってみます。
その入口が分かりづらい。頭をぶつけそうな小さな扉をくぐって中に入ります。その扉には特に何も表示がありません。入口が分からない場合には、周りの人に聞いてみましょう。
そして地下内部には係員が立っていて、「撮影禁止」と言われました。撮影禁止のシールもいっぱい貼ってありました。ですので、この地下部分は写真掲載しませんので、あしからずご了承下さいませ。
フロアの様子としては、やや薄暗いスペースに、ガラスケースに入った土器とか美術品が多数並んでいる感じです。
③建物地上部「人間界」
次にピンクの建物の地上部分に入ってみます。
入るといきなりの絶景が広がります。 凄い!! 美し過ぎます。
左右にあるピンクの階段を上った頂上には、今度は天上界へと続く細い階段があります。ステンドグラスのすぐ下です。それを登ってみます。
途中に展望窓がありました。外を見ると、かなりの高さです。下の写真は、その窓からの写真ですが、左上隅に象の鼻と牙が見えると思います。
④建物最上部「天上界」
そして、結構長い階段を、息切れしながら登り、ようやく一番上の天上界に到着です。
青と白を基調とした、非常に幻想的で神秘的な空間となっていました。
ここでも仏様にお祈りして、息が整ってから下に降ります。
と思ってよくよく見たら、エレベーターもあるではないですか!! 扉が小さくて見逃してしまいました。
「人間界」から「天上界」に上がる時はエレベーター、降りる時は階段で展望窓も見ながら、と言うのが疲れなくて良いと思います。私は逆になっちゃいましたが。
下記のエレベーターの扉(人間界→天上界)を、見逃さないようにお気を付け下さい。
と言う事で、建物の構造をまとめてみると、下記となります。
⑤庭園
メインの建物の他にも、広い庭園があり、たくさんの象さんのオブジェが並んでいたりします。
この象の列の下を、手を合わせながら、お願い事をして通り抜けると、その願いが叶うかもよ、と事前にタイ人の友人から聞いていたので、そうしました。
面白いのは、下を通るたびに、通過検知センサーが付いているらしく、ほとんど全ての象さんが通り過ぎる時に「パオーン♪」と鳴きます。
そしてなぜか最後の象さんをくぐった時は、「コケコッコー♪」。。。
思わず、ズッコケそうになりました。さすが微笑みの国タイ、やってくれます。
と言う事で、エラワン・ミュージアム、かなり楽しめました。
そして帰りはまた駅まで歩くのかぁ、とは思ったのですが、正面に「送迎無料」の看板とトゥクトゥク(3輪自動車)があるではないですか!! 他のお客さんが乗り込んで出発する寸前だったので、声を掛けて相乗りさせてもらいました。
そうしたらなんとっ!! すぐ横に広がる駐車場への送迎車でした。。。ガッカリ。
そして運ちゃんに、「駅まで送ってくんない?」と聞いてみましたが、「ダメっ」て言われてしましました。。。ガッカリ。
正面玄関に戻ってもらい、仕方ないので、また歩いてBTSの駅まで行きましたとさ。疲れた。。。
みなさんは、間違えてこの駐車場への送迎車には乗らないように、お気を付け下さいね。
しかし、このエラワン・ミュージアム、本当に一見の価値ありです。インスタ映え間違いなしの美しいスポットです。
BTSに乗って行けるので、行きやすいですしね。是非一度、訪れてみて下さい。
ちなみに、このエラワン・ミュージアムを含む、バンコク近郊のインスタ映えスポット巡りのツアーとかもあります。ご興味ある方は、こちらからどうぞ。
では、本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。