サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
先日、「BTSスカイトレインのスクンビット線で端から端まで乗ってみた」の記事を上げました。
その時、終点ケーハ駅の先に、なかなか気になるスポット、ムアンボラーン(The Ancient City)があったので、改めて別の日に見に行って来ました。
ムアンボラーン(The Ancient City)とは
ムアンボラーンはタイ語で、「ムアン」が都市、「ボラーン」は古式と言う意味です。
タイ全土の遺跡、仏閣、歴史的建造物などが、縮小版レプリカとなって建てられているテーマパークです。
敷地はタイの国の地形になっていて、各建物は、そのおおよその場所に配置されています。
敷地面積は128万平方メートルとの事で、建造物の数は2020年7月時点では121ヶ所あり、現在もどんどんと増築中です。
あまりにも敷地が広過ぎて、どこからどう見て行けば良いのか、分からないくらいです。時間に余裕を持って訪れた方が、よりたくさんの建造物が見れると思います。
ムアンボラーン(The Ancient City)の場所と行き方
場所は、BTSスカイトレインのスクンビット線、2020年7月時点で終点の「ケーハ(Kheha)駅」から、更に先に約4kmの場所にあります。
歩くと46分となっています。ちょっと厳しいので、駅からタクシーで移動しました。
途中、BTSの線路の切れ目がありました。記念に撮影しておきました。
その先の延長の予定はいつなんでしょうか? 工事しようと言う気配が全くありませんでした。延長は気長に待つしかなさそうです。
そしてタクシーに乗って約5分、料金にして約50バーツで「ムアンボラーン(The Ancient City)」に到着です。
ムアンボラーン(The Ancient City)の入場料と営業時間
では早速、チケット売り場へ。
そしてまたもや出ました~っ!! タイ人と外国人の二重価格。
先日のエラワン・ミュージアムを訪問した時と状況が同じです。
タイ人価格はタイ文字数字で書いてあるので、普通の外国人には分かりません。でも、残念ながら私には読めちゃうんですよね。
先日のエラワン・ミュージアムの時と同様に、料金プレートのタイ語の部分を指さしながら、
「タイ人料金は400バーツなんだね?タイ語読めちゃうし、タイ人料金で良いよね?」
とタイ語で言ったら、OKでした。
しかし、実はタイ語が読めなくても、タイ在住者との証明があれば、タイ人料金になるらしいです。タイにお住まいの方は、下記のどれかを見せればOKだそうですので、これらをお持ちの方は忘れずに。
・ビザ(要パスポート原本)
・ワークパーミット
・タイの運転免許証
そしてチケットが手元に来て見てみると、先日のエラワン・ミュージアムと同じスタイルのチケットでした。
それもそのはず、このムアンボラーン(The Ancient City)とエラワン・ミュージアムは、同じオーナーの経営なんです。
そして、敷地内をどのように回るかを選択します。
「自家用車」でそのまま中に入って回る場合は、1台400バーツです。
「電動カート(ゴルフカート)4人乗り」を借りる場合には、1時間350バーツで以降1時間毎に追加200バーツです。
「電動カート(ゴルフカート)6人乗り」を借りる場合には、1時間500バーツで以降1時間毎に追加300バーツです。
「普通の自転車(ママチャリ)」は1日50バーツです。
「プロ自転車(マウンテンバイク)」は1日150バーツです。
これら乗り物価格については、タイ人も外国人も同じ料金です。
そして乗り物選択ですが、自転車は炎天下で暑そうだし、日焼けするのも嫌なので、私は取り敢えず4人乗りゴルフカートを1時間借りる事にしました。
するとレンタル契約書が出て来ました。それも日本語!!サービス良いじゃない!!
尚、電動カートを借りる際には、人質として身分証明書を預ける必要があります。私はタイの運転免許証を持っているので、それを預けました。もし持っていなければ、パスポート(原本)を預けないと借りる事が出来ませんのでご注意下さい。
ちなみに営業時間ですが、2020年7月現在「毎日 9:00 – 19:00」となっています。但し、チケット売り場は閉園1時間前の18:00にクローズとなりますので、ご注意下さい。
ムアンボラーン(The Ancient City)の敷地内の散策
さて、お待たせしました。では、実際の敷地内の様子を見て行きましょう。
早速、カートに乗って出発です。
先程貼った園内案内マップの、一番下の部分が入口で、そこからスタートします。
遠くの方に新しいオブジェを作っている様子が見えます。敷地内の建造物はどんどんと増築中です。
南部地域
まずは入口から入ってすぐが南部地域となります。
下の写真は、案内マップで確認すると、(9)スラタニ―県にある「The Stupa of Phra Maha That」と言う遺跡だそうです。
結構、自家用車で回っているお客さんも多いです。
そして更に進んでいきます。
すると左手に、とても煌びやかな建物が見えて来ました。行ってみましょう。
中にも入れます。
本格的な雰囲気です。
案内マップには建物の名称「Buddhavas of the Substanceless Universe」は書かれていますが、識別番号が付いていません。英語を直訳すると「実体のない宇宙の寺院?」と言った感じでしょうか? もしかしたら、実際にお坊さんとか呼んで、何か行事をしたりする施設かもしれませんね。実際のところはどうなのか、情報が見つけられませんでした。すみません。
中部地域
南部を抜けると、中部地域に入ります。
まず目についた建物は、(23)バンコク都の「Dusit Maha Prasat Palace(王宮)」です。
バンコク観光では定番で、タイに来た事がある方は、一度は見に行ってるのではないかと思います。
そして次に目に付く白い大きな建物が、(27)アユタヤ県の「Sanphet Prasat Palace」です。
とても綺麗な建物で、是非、実物を見に行きたいところですが、アユタヤ王朝時代の1767年に、ビルマ(ミャンマー)軍の攻撃により、焼失してしまったとの事です。本当に残念。。。
そして辺りを見回すと、金色の尖った建物が目に入って来ました。
(33)サラブリ―県の「The Footprint of the Loar Buddha」です。これは是非、実物を見に行きたいと思う建物です。
東北地域
マップで右の方に行くと東北地域(イサーン地方)となります。
田舎なので、なんとなく、建物がみんな素朴な感じに見えます。
これは(90)スリン県の「Prasat Sikhoraphum」です。素朴です。。。
北部地域
敷地の左上部が北部地域となります。
実は、私は未だ行った事がないのですが、北部チェンライ県に、真っ白で幻想的なお寺があるらしく、その建物のレプリカが無いかと探していたら、(108)の建物が目に入って来たので、行ってみました。
ん? なんか想像と違う。。。なんかしょぼいぞ。。。
それもそのはず、この建物は現存しない空想上の建物で、いわゆるアート作品の部類でした。
案内マップの右上に、数字の色により、実在するものか、アート作品なのかの区別が書いてありました。
青色数字は全てアート作品なんですね。
その後、敷地の左上部で目に付いた建物は、ことごとくアート作品でした。。。
美しい建造物が多く、実際にあれば見に行きたいところですが。。。
ウェルカムドリンク
そして最後の後回しにしてしまいましたが、ウェルカムドリンクを出してくれると言う場所に向かいます。
チケットを買った際に、(19)「Khun Phaen House」でウェルカムドリンクが出るので、行ってみてねと言われていました。
どうやらこの建物のようです。
建物に入ってみると、とても雰囲気の良い、レトロな感じの構造です。
そして隅の方で、民族衣装を着たお姉さんが、おもてなしセットを用意してくれてます。
来ました来ました、おもてなしセット。
これがかなり美味しかったです。ごちそうさまでした。
と言う訳で、かなり駆け足で周りましたが、カートのレンタル時間いっぱいいっぱいのちょうど1時間で戻り、カートを返して終了です。
敷地が広いので、結構、時間が経つのが早いです。ゆっくり見るなら3~4時間掛かると思いますので、そのつもりで行ってみて下さい。
では、本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。