海外で歯科治療した費用、健康保険適用で一部が戻ります。その申請方法や期間のご紹介。

タイの医療
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サワディーカップ。タイ在住17年の「たきんにょ」です。

海外にいて病院にかかると、「治療費が高額だったらどうしよう。。。」と不安に感じることって、ありますよね。
海外旅行保険に加入していて、その保険でカバーできれば良いのですが、カバーできない場合、高額な治療費を、全額自己負担しなくてはなりません。
特に歯科治療については、通常の海外旅行保険では、対象外の場合も多いかと思います。
しかし、そんなお悩みに朗報です!
日本の健康保険制度に加入していれば、海外での治療であっても、治療費の一部が戻って来るんです!
※もし日本の健康保険制度に加入していない場合には、対象外です。ご了承下さい。

実は3ヶ月ほど前、私の差し歯が取れてしまいまして、タイの歯科医院で治療を受けました。
そしてその後、日本に治療費の払い戻し申請を行ない、先日、ようやく払い戻しを受けることができました。
本日は、その時の申請方法や、払い戻しまでの期間、実績金額など、経験談をご紹介したいと思います。
この情報が、今後、海外の病院で掛かった治療費を、払い戻し申請される方の、お役に立てれば嬉しいです。

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海外(タイ)での歯科治療

1)日本語の資料作成ができる病院がベスト

まず、日本への治療費の払い戻し申請を受ける前提として、治療内容の日本語訳の資料が必要となります。
病院で書いてもらう専門用語が満載の書類に対し、日本語の翻訳が必要になるのです。
ですので、日本語での書類を作成してくれる病院が、手間が省けて一番良いとのことになります。
私が住むタイのバンコクにおいては、日本人在住者が多いこともあり、病院関連の日本語環境は充実しています。
歯科医院で言えば、以下の「バンコクの歯科医院一覧」にある病院であれば、日本語対応をしてくれるはずです。(出典:「ワイズデジタル」)

バンコクの歯科医院一覧 - ワイズデジタル【タイで生活する人のための情報サイト】
「歯科治療は帰国時に」と言われていた状況も、今は昔。タイの歯科治療技術は高く、審美歯科も充実しています。

しかし、他の国や地域で、もし日本語対応の病院がないとなると、翻訳業者にお願いすることになろうかと思います。
海外医療情報センター」のホームページで見つけた情報では、
翻訳料金は、文字数や単語数にもよりますが、目安としてA4 1枚5,000円~10,000円程度です。
とのことです。思いの外、コストが掛かってしまいますよね。
翻訳料金は、自己負担となってしまうので、払い戻し額に見合うように検討する必要がありますね。

2)私が治療を受けたタイの歯科医院

さて、私が以前から通っているのは、先程の「バンコクの歯科医院一覧」にも載っている、「ゆたかデンタルクリニック」さんです。
日本人の通訳さんがおり、治療の際にも、付きっきりでお医者さんの言葉を通訳してくれて安心です。
そして、健康保険の払い戻し用の資料も日本語で書いてくれます
本当にタイのバンコクは、日本人にとって恵まれているなぁ。。。と、つくづく思います。

3)私がタイの歯科医院で払った治療費の金額

今回、私が歯科医院で治療した内容は下記となります。

【治療内容】
①取れた差し歯の再取り付け
 →治療内容明細には「クラウン再装着」となっています。
②歯石除去(クリーニング)
 →治療内容明細には「スケーリング」となっています。

治療は、ほんの20分程度で終わりました。
虫歯はないよ」と歯医者さんに言われたので、治療は1日で終了です。
虫歯なくて良かった。嬉しい。。。

そして、今回の治療費は下記でした。

【今回の歯科治療費】
①初診料: 400バーツ
②クラウン再撞着: 1,500バーツ
③スケーリング: 1,500バーツ
 合計: 3,400バーツ

VISAカードで支払ったので、日本円での支払い実績は12,043円でした。

まずは自分で全額を支払いあとで日本の健康保険組合に払い戻し請求することになります。
日本だと自己負担分のみ払えば良いのですが、海外での治療の際には、一旦、全額支払いをしておく必要があるので、注意が必要です。

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海外治療費の払い戻し請求

1)歯科治療の保険適用範囲

歯科治療の場合、日本の健康保険が適用されるものと、適用されないものがあります。

出典:「協会けんぽ」ホームページ

自己診療の内容については、保険適用されず、全額自己負担となりますので、ご注意下さい。
ちなみに、今回の私の治療内容は、保険診療の適用範囲でした。

2)治療費の自己負担割合

歯科に限らず、健康保険の自己負担割合は、年齢や収入によって異なり、下記となります。

出典:「厚生労働省」ホームページ

私は上の図の赤丸の部分になりますので、「3割自己負担」となります。
よって、今回の海外治療費に対して、7割分の払い戻し請求をすることになります。
しかし、ここで注意が必要となります。
あくまでも日本で治療した場合の標準金額に対して、保険適用金額(払い戻し額)が決まります。
よって、いつも7割が払い戻しされる訳ではないので、ご注意下さい。

【海外療養費の払い戻し額】
(1)算定した額が海外で実際に患者が支払った額(日本円に換算した額)を下回る場合には、算定した額から自己負担分(原則3割)を控除した額が払い戻されます。

(2)算定した額が海外で実際に支払った額(日本円に換算した額)を上回る場合には、実際に支払った額から自己負担分(原則3割)を控除した額が払い戻されます。

出典:「けんぽれん」ホームページ

平たく言いますと、(1)の例にあるように、
「日本の標準価格より高い治療費が掛かった場合、自己負担額が日本よりも高くなる
ということになります。
得てして、海外の日本語対応してくれる病院での治療費は、日本より高いんですよねぇ。。。
そこは仕方ないので、あきらめましょう。
高額となる治療は、なるべく日本に帰って治療を受ける方が良いということになりますね。

3)医療保険制度の種類

医療保険制度には、各人の仕事や立場により、いくつかの種類があります。
・中小企業に多い「協会けんぽ
・大企業に多い「組合健保
・公務員に多い「共済組合
・その他「国民健康保険

出典:「厚生労働省

私の場合は、中小企業に勤めているので、「全国健康保険協会(協会けんぽ)」の所属です。
皆さん、保険の払い戻し申請の際は、自分がどこの保険制度に所属しているのか、必ずご確認下さい。
確認するには会社の総務部門に聞くのが良いでしょう。

4)実際の払い戻し請求の申請方法(「協会けんぽ」の場合)

さて、今回の私の海外治療費を、実際に払い戻し請求の申請をした方法をご紹介します。
私の所属は中小企業の「協会けんぽ」ですので、大企業や公務員の方達は、また違った方法になると思いまいますので、会社の総務部門に確認して、申請して下さい。

さて、私が申請した先は、「全国健康保険協会(協会けんぽ)」です。
そして、協会けんぽの場合、どこの都道府県で所属していても、海外治療費に関しては、「神奈川支部」での手続きとなります。

海外で急な病気にかかって治療を受けたとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

歯科の海外治療費の払い戻し請求の申請に必要な書類は以下となります。

【提出する書類一覧】
海外療養費支給申請書
様式C・歯科診療内容明細書(英語+邦訳)
様式B・領収明細書(英語+邦訳)
領収書原本
海外渡航期間が確認できる書類
 以下のいずれか
 ・パスポートのコピー(①氏名・顔写真と②当該期間の出入国スタンプのページ)
 ・査証(ビザ)のコピー(氏名と有効期限が記載されたもの)
 ・航空チケットのコピー(eチケット控えを含む)
同意書

そして書類の提出先は
↓↓↓↓

【書類の提出先】
〒220-8538
横浜市西区みなとみらい4-6-2
みなとみらいグランドセントラルタワー9階
協会けんぽ 神奈川支部 海外療養費グループ 御中

払い戻しを受けるためです。頑張って書類を揃えて、申請しましょう!

5)実際に受け取るまでの期間と払い戻し金額実績

さて、今回の私の場合ですが、タイから書類一式を、国際郵便で送りました。
EMSよりも安い、「eパケット」で送ったのですが、「195バーツ(約700円)」でした。

発送が2020年12月21日→日本到着が2021年1月4日です。
年末年始の忙しい中、郵便局員さん、ちゃんと届けてくれて、ありがとうございました!

尚、申請の有効期限は「治療費を支払った日から2年以内です。
国際郵便は高いので、お急ぎでなければ、日本に帰国した際に郵便で送る方が安いです。

そして、待つこと、2ヶ月ちょい。ようやく、日本の実家に「支給決定通知書」が届きました。

払い戻し金額は「5,180円
そして、3月15日に振込されているのを確認しました。

結果として、今回の私の歯科治療の自己負担額は下記となりました。

【今回の自己負担額計算】
治療費:「3,400バーツ(12,043円)」
国際郵便:「195バーツ(約700円)」
払い戻し:「5,180円」
差し引きした自己負担額:「7,563円

んー。。。自己負担額が高い!
払い戻しされた金額より、自己負担額が上回ってる。。。
日本で治療すれば、自己負担は3割で、「2,220円」だったはず。
(5,180÷7×3=2,220)
タイの歯科医院は、日本よりもかなり高額との結果になりました。
国際郵便の代金を差し引いても、4,643円」も自己負担が増えました。
(7,563-700-2,200=4,643)
日本で治療した方が、やはり安いです。海外暮らしの残念かつ仕方のないところです。

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まとめ

海外にいて病院にかかると、治療費が高額になると不安に感じたりします。
海外旅行保険に加入していて、その保険でカバーできれば良いのですが、カバーできない場合、高額な治療費を、全額自己負担しなくてはなりません。
特に歯科治療については、通常の海外旅行保険では、対象外の場合も多いかと思います。
しかし、日本の健康保険制度に加入していれば、海外での治療であっても、治療費の一部が戻って来ます。
私が実際に、治療費の払い戻し申請を行なった際の、申請方法の詳細や、払い戻しまでの期間、そして実績金額など、経験談をご紹介しました。
尚、結果としては、タイの歯科医院は、日本よりもかなり高額とのことになりました。
日本で治療した方が、やはり安いですね。
できるなら、日本に帰ってから治療することをおすすめします。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。

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