サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。
私はタイで何度か引っ越しし、その時には自分の足で部屋探しをして決めています。
普通、日本人の方は日系不動産業者にお願いする事がほとんどかとは思いますが、自分で部屋探しする事のメリット・デメリットを紹介したいと思います。
そして、直近(2020年8月)に、自分で部屋探しした時の物件情報もいくつかご紹介します。
部屋探しの方法
①日系不動産業者にお願いする場合
バンコクには、日系不動産業者が、何十社あるんだろう?と言うほど、たくさんあります。
Google検索などで、「バンコク」「部屋探し」で調べると、まぁ、たくさんの会社が出て来ます。
それら日系不動産業者に連絡し、住みたいエリア、部屋の間取り、予算などの希望を言うと、自社で持つ物件情報の中から選んで、情報リストをくれます。
実際に現地視察をする場合には、不動産業者の車で一通り案内してくれます。
そして、気に入った物件が見つかれば、不動産業者の方で、必要書類案内や契約交渉などしてくれて、部屋の鍵の受け渡しまでフォローしてくれます。
非常に楽ちんですね。
②自分の足で部屋探しをする場合
まずは、自分の足で、希望に合うような空き物件を探す必要があります。
それは非常にシンプル。気になるコンドミニアムに自分が直接行って、空き部屋があるか、聞いて回るのです。
普通、コンドミニアムと言うと、セキュリティーがしっかりしていて、入口には警備員がいて、入場者をチェックしています。
警備員に部屋探しに来たと伝えると、入れてくれます。
タイ語で言う時は以下の感じです。
「部屋を探しています」
→タイ語:ハー・ホング・ユー(หาห้องอยู่)
尚、男性ならば「カップ(ครับ)」、女性ならば「カー(ค่ะ)」、を語尾に付け加えましょう。敬語になります。
そして、大抵のコンドミニアムでは、ロビーの受付に人がいると思うので、そこで空き部屋があるか聞いてみましょう。
「部屋を探しています」
→タイ語:ハー・ホング・ユー(หาห้องอยู่)
「賃貸の空き部屋はありますか?」
→タイ語:ミー・ホング・チャオ・ワーング・マイ?(มีห้องเช่าว่างไหม)
「部屋が見たいです」
→タイ語:ヤーク・チャ・ドゥー・ホング(อยากจะดูห้อง)
「家賃はいくらですか?」
→タイ語:カー・ホング・タオライ?(ค่าห้องเท่าไร)
繰り返しになりますが、それぞれ語尾に、男性ならば「カップ(ครับ)」、女性ならば「カー(ค่ะ)」、を語尾に付け加えましょう。敬語になります。
あとは色々と希望やら質問やらで、込み入った話になるかと思うので、タイ語に自信のない方は、英語交じりで聞くか、英語が通じない相手であれば、「指差し会話帳」を持って行いくと便利です。
日系不動産業者の場合と自分で部屋探しする場合の比較(メリット・デメリット)
①日系不動産業者にお願いする場合
【メリット】
やはり、「楽である」、の一言に尽きます。
通常は日本人のスタッフが対応してくれるので、日本語で細かい部分まで、オーナーと調整してくれます。
尚、仲介手数料については、タイでは借主が不動産手数料を支払う事はありません。
不動産業者は、物件成約後、オーナーから、家賃1ヶ月分の報酬を得るシステムとなっています。
【デメリット】
日系不動産業者は山ほどありますが、各社で持っている情報は違います。なので、1社のみの情報で決めてしまうと、あとで、「もっと良い部屋があった」、「もっと安い部屋があった」、との事で後悔する事もあるかもしれません。
また、担当者の対応も重要なファクターです。
入居後の不具合の時に、すぐにちゃんと対応してくれるのか、退去時には、前金で入れた保証金(通常、家賃の2ヶ月分)の回収交渉を、ちゃんとしてくれるのか、など、それらの対応力がありそうかを見ておく必要もあります。
それと、前述のように、不動産業者の報酬は家賃1ヶ月分と決まっているので、担当者によっては、同じ手間なら、家賃が高い方を優先したりします。
ですので、複数の不動産業者を使って、担当者の対応も見ながら、部屋探しをする事をおすすめします。
②自分の足で部屋探しをする場合
【メリット】
自分で部屋探しをすると、日系不動産業者を通すより、安価になる事が多々あります。
オーナー直ともなれば、不動産業者への手数料もなくなる訳ですから、その分、安くしてくれます。
また、不動産業者としては、報酬(1ヶ月分)が下がるのも嫌だと思うので、値引き交渉もあまり積極的ではないと思います。その為、自分でやれば、かなり下がるケースもあります。
オーナーだって、空室にしておくくらいなら、多少値引きしてでも、家賃収入を得たいはずですし。
【デメリット】
まず、自分の足で物件探しをするので、炎天下の中を歩き回り、疲れます。。。
片っ端から目に付いた建物に入って行くのですが、空き物件が無かったり、値段が合わなかったりと、空振りのケースも少なからずあります。
それと、細かい内容の確認や、値引き交渉になると、やはり、ある程度のタイ語能力が必要となります。
また、入居後の不具合の時も、自分で対応しないといけません。これがまた、結構、面倒です。
あと、一番ドキドキなのは、退去時にちゃんと保証金(通常、家賃の2ヶ月分)を返してもらう交渉です。いつ返って来るのか、不安にさいなまれます。
と言う訳で、私の経験上からのメリット・デメリットは、そんな感じです。
自分の足で得た物件情報(2020年8月、BTSオンヌット駅近)
さて、今回の私の部屋探しですが、最近(自分が)注目のオンヌット地区で、いくつか部屋探ししてみました。
オンヌット地区は、日本人が多く住むエリア(プロンポン~エカマイ)よりも、家賃が安く、最近では、製造業以外のインターネット関連会社の若い駐在員の方々なんかも多く住んでいるようです。
BTSオンヌット駅の横には、ロータスショッピングセンター、センチュリープラザ、マックスバリュースーパー、そして、ちょっと歩くとビッグCショッピングセンターもあり、買い物にも非常に便利な地域です。
また、日本食も色々とあります。
特におすすめは「福いち」さん。PL学園野球部出身の元気な大将が切り盛りしてます。
ちょっと、話がそれてしまいました。。。
では、私が自分の足で稼いだ、オンヌット駅近の4軒のコンドミニアムの情報です。
全て「2ベッドルーム」のお部屋です。
実際には、もう埋まってしまっているかもしれませんが、そこはあくまでも、ご参考情報と言う事で、何卒ご了承下さい。
①Diamond Sukhumvit
場所はこちら。
築9年のコンドミニアムです。
プール、フィットネスは5階にあります。
4つの部屋を見せてもらいましたが、広さ、家賃は下記です。
22階 50㎡ 20000バーツ
26階 56㎡ 20000バーツ
29階 60㎡ 25000バーツ
16階 60㎡ 23000バーツ
コンドミニアムは、それぞれの部屋ごとにオーナーが違うので、家具類も価格も若干差が出ます。
②Q House Sukhumvit 79
場所はこちら。
築3年のコンドミニアムです。
プール、フィットネスは5階にあります。
それと、最上階の28階には、スカイロビー、ルーフトップガーデンがあります。
部屋は1つだけ見せてもらいました。
24階 45㎡ 25,000バーツ (本当は30,000バーツらしい)
③The President Condo Sukhumvit
場所はこちら。
築5年のコンドミニアムです。
プール、フィットネスは5階にあります。
3つの部屋を見せてもらいましたが、広さ、家賃は下記です。
16階 42㎡ 18000バーツ
12階 48㎡ 21000バーツ
12階 45㎡ 22000バーツ
④Ideo Verve Sukhumvit
場所はこちら。
築9年のコンドミニアムです。
プール、フィットネスは5階にあります。
部屋は1つだけ見せてもらいました。
9階 43㎡ 23000バーツ
4軒とも、新型コロナの影響により、借り手がとにかく欲しいとの事での特別価格です。
そう言った価格交渉ができるのも、自分で部屋探しをするメリットではあります。
但し、上述のデメリットのように、入居後の面倒があるかもしれませんので、そこは覚悟の上で、自分で部屋探しをして下さい。
と言う訳で、次回は、引っ越しの話をしたいと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。