タイの菜食週間キンジェー。2020年は10月17日~25日の9日間。早速、実食してみた。

タイ料理
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サワディーカップ。タイ在住16年の「たきんにょ」です。

さて、今年もタイの菜食週間「キンジェー」の季節がやって来ました。
私もベジタリアンに挑戦してみようかな?
と言う訳で、本日はタイで毎年開催される菜食週間「キンジェー」をご紹介したいと思います。

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タイの菜食週間「キンジェー」とは?

キンジェー(กินเจ)」とは、毎年太陰暦の9月1日から9日までタイにおいて行われている菜食週間のことで、もともとは、華僑によりタイに伝わり、中華系タイ人を中心に実践されている風習です。
今年2020年は、「10月17日(土)~25日(日)の9日間」が、この菜食週間となります。

バンコクの中華街ヤワラート通りでは、100軒以上の飲食店が菜食料理を出し、また、寺や廟での宗教儀式、獅子舞などが行われる菜食祭り「テーサカン・キンジェー」が有名です。

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また、南部のプーケットのベジタリアン・フェスティバルも有名で、そのお祭りでは、信者たちが白装束に身を包み、火の付いた炭の上を裸足で駆け抜けたり、頬に鉄の棒を貫通させたりと、思わず目を背けたくなるような苦行を行なったりします。

プーケット・ベジタリアン・フェスティバル | 【公式】タイ国政府観光庁
【公式】プーケット・ベジタリアン・フェスティバル Phuket Vegetarian Festival。タイ国政府観光庁日本事務所が提供するタイ観光案内サイト。タイ国の基本情報や旅行の基礎知識の案内をはじめ、観光施設、宿泊施設、グルメ、イベント、買い物施設検索などもできます。

普通にキンジェーをする人達は、身を清めるために、肉、魚、卵、牛乳などの動物性食品や、ニンニク、ネギ類、パクチーなどの臭いの強い野菜を食べず、そして、お酒も飲まない生活をします。

目印としては、黄色地に赤文字で「」または「เจ」と書かれた旗が立っているところが、キンジェー料理を売っているお店となります。

また、スーパーやコンビニでも、黄色に赤文字のコーナーが、ところどころに出て来ます。
インスタントラーメンなんかにも「ジェー(เจ)商品」があり、数日前から商品棚に並びはじめます。

このキンジェーへの参加は、全くもって個人の自由です。
普段の肉の食べ過ぎを反省して参加してみたり、1日だけ菜食にしてみたり、菜食をしながらもお酒は飲んだり、と、人それぞれです。
私も、お酒は飲みながらの、数日だけの菜食を楽しんでみようかなぁ、と思ってたりします。

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キンジェー料理とは、どんな感じの料理?

キンジェー料理は、見た目は通常の料理とあまり区別がつきません。
例えば、炒め物だと、肉類を、大豆などを原料とする代用食品(例えば、固めの豆腐や厚揚げ)に置き換えて、普通に肉が入っているように見せたりしています。
スープ類の出汁については、当然、鶏やカツ節などは使えないので、干し椎茸を使った出汁が多いです。
そして、普通のタイ料理は、香辛料や香草などで刺激の強い味となっていますが、キンジェー料理は、それら刺激が抑えられた味付けになっています。
味付けに刺激が無い分、塩分や油分がいつもより多めな料理が多いかな?とも感じます。

尚、肉や魚を使わないので、料理の値段が安くなると思いがちですが、実際には逆で、普段の料理より値段が少し上がったりします。

では、折角の年1回の菜食期間ですので、私もキンジェーしてみたいと思います。

①キンジェー料理探し

早速、ローカル市場へ。
黄色の旗があちこちに見えますが、やはりキンジェー初日ともあって大人気。
みなさん、列を作って、買う順番を待ってます。
BTSとか電車に乗る時にもそうですが、タイの方達は、日本のようにちゃんと順番を並びます。礼儀正しい姿、見てて気持ち良いですよね。

列の先にあったお店の品揃えは、こんな感じです。列の先頭まで行って、写真だけ撮って来ました。静かに並んでるみなさん、礼儀悪い行い、すみません。

とても美味しそうだったのですが、あまりにも長い列だったので、我慢が苦手な私は、ここで買うのは次回にしようと思い、立ち去りました。

次に、人が少な目なお店を見つけました。
と言っても、ちょっと離れた場所にあって、普段から買っていて、私の胃袋がいつもお世話になっているお店なんですけどね。
今日は、料理全品がキンジェー料理との事です。

なかなか美味しそうですよね。
でも結構、売り切れ寸前メニューが続出しています。

でも、まだまだ残ってたので、いくつかの料理を買って、店をあとにしました。

②キンジェー料理の実食

さて、いつもの屋台飯のお持ち帰りのごとく、風船袋に入れて、持って帰って来ました。

そして、器に盛ると、こんな感じです。

まずは、焼きそばから。
キャベツ、ニンジン、椎茸、そしてビーナッツが入ってます。
普通に美味しい塩焼きそばです。
ビーナッツが良いアクセントとなり、ちょっとしたコクも出ています。
ややしょっぱくて、脂っこいかも。。。でも美味しいです。

次に、茶色い粒々。
こちらは、節分の豆に衣を付けて、から揚げにしたような感じの料理です。
甘辛いタレであえてあり、ちょっと唐辛子も入ったピリ辛味です。
ビーナッツの粒も少し入ってます。
サクサクで、ビールのつまみには持って来いの感じです。美味しいです。

そして最後にスープ。
こちらはココナツミルクの、ちょっと酸っぱいスープです。
タイ料理に「トム・カー・ガイ」と言う、鶏肉のココナッツスープ料理がありますが、お味は全くそのものです。
但しこちらのスープの具には、肉は入っておらず、豆腐、マイタケ、袋ダケがいっぱい入っています。とても美味しいです。

3種類とも、とても美味しくいただきました。
でも全体的にちょっとしょっぱいかな。
菜食でパンチが少ないので、そうなっているのかも。

でもまた、この菜食期間中に、キンジェー料理にトライしてみようかなぁ。。。
ちなみに、菜食週間の9日間が過ぎると、あっという間にキンジェー料理は消えます。
まるで、日本のクリスマスの雰囲気が、12月25日を過ぎると一気になくなる感じに似ています。
キンジェーにトライできる期間は短いですが、是非みなさんもトライしてみては、いかがでしょうか?

本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。

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