サワディーカップ。タイ在住17年の「たきんにょ」です。
新型コロナの影響で、海外の行き来のハードルが非常に高くなっていますよね。
タイと日本の間だと、行きも帰りも14日間隔離(もしくは待機)があって、そう簡単には行き来の計画ができません。
私は以前は、年に1~2回は、出張などでタイから日本へ帰国していましたが、2019年10月以来、1年半も全く帰れず仕舞いでタイにいます。
いつになったら普通に日本に帰れるようになるのでしょうか。。。
と、そんな帰国できない中で、実は先日、日本の運転免許証の更新のお知らせハガキが実家に届いたんです。
前回の5年前の更新の時は、その更新時期に合わせて帰国し、実家の近くの警察署で難なく更新手続きをしましたが、今回はそうは行きません。
海外在住の方、そんな免許更新に対しての心配や不安、ありませんか?
さて、私もどうしようかと色々と調べていたら、なんと「運転免許証の有効期間の延長」ができるらしいではないですかっ!
つまり、更新時期を延長して、失効するのを防げるというのです。
期間延長は3ヶ月ですが、その再延長もまたできるかもしれず、うまく行けば、次回の帰国まで延長できるかも?
と言う訳で、早速、その日本の運転免許証の有効期間の延長手続きをしてみたので、ご紹介したいと思います。
海外在住者が日本の運転免許証を更新する方法
海外に在住している人が、日本の運転免許証を更新する方法としては、以下の3つの方法が考えられます。
①通常通りの期間内に更新する
②免許更新期間の前に更新する
③失効した免許を更新する(3年以内)
①通常通りの期間内に更新する場合
3つの方法の中では、「①通常通りの期間内に更新する」が一番楽な方法です。
ですが、当然その更新時期に、日本に帰国して、運転免許証の更新をしに行く必要があります。
特に海外に長くいて、日本で運転していなければ、5年期間の優良運転者(ゴールド免許)の方も多いと思います。
優良運転者であれば、以下のようなメリットがあります。
【優良運転者(ゴールド免許)のメリット】
◇近くの警察署で更新手続きができる。
→人が多くなく、待ち時間も少ない(ことが多い)
◇講習ビデオは時間が短いものでOK
◇更新費用が安い
このメリットを手放すのは、非常に悩みますよね。
なので、海外に在住していても、なんとか更新期間中に日本に帰り、「①通常通りの期間内に更新する」のが望ましいと思います。
しかし、それができない場合には、
「②免許更新期間の前に更新する」
もしくは
「③失効した免許を更新する」
となります。
②免許更新期間の前に更新する場合
海外在住者は、帰国できずに、通常の更新期間に手続きすることができない場合もあるので、特例として更新期間前に更新手続きを受けることができます。
但し、更新期間が来る前に手続きをするので、結果として、通常更新よりも、有効期限が短くなってしまうことがあるので、注意が必要です。
③失効した免許を更新する場合
運転免許証の失効日から3年以内であれば、海外在住などのやむを得ない理由があれば、技能試験及び学科試験が免除されます。
但し、通常の更新とは違い、色々と面倒なことがあります。
【失効後の免許更新のデメリット】
◇近くの警察署では手続きができず、試験場まで行く必要がある
→人が多く、待ち時間も長くなる(ことが多い)
◇理由説明として、色々な資料を準備する必要がある
・パスポート原本(出入国スタンプ)
・一時帰国時の滞在場所の証明書
・海外在住の証明書(滞在国のビザなど)
◇手数料が割高(失効手数料が加わるため)
尚、各都道府県によって、実際の運用が異なる場合や、今後法律が変わったりすることも考えられます。
運転免許の更新手続きや再取得手続きを行う場合は、事前に、管轄の警察署や運転免許センターに詳細確認をするようにして下さい。
【ご参考】警視庁(東京)の場合はこちら
運転免許証の更新期限を延長して、失効を防ぐ方法
さて、今回の本題です。
運転免許証の更新で、一番楽なのは「①通常通りの期間内に更新する」ですよね。
でも更新期限までに日本には帰れないし、通常更新は無理かなぁ。。。
と悩んでいたら、警視庁のホームページ上に、素敵な情報を発見しちゃったんです。
↓↓↓↓
運転免許証の有効期間の延長(再延長)手続
なんと!更新のお知らせハガキにある更新期日を3ヶ月間、伸ばせるというではないですかっ!
それも、郵送での手続きができるというではないですかっ!
↓↓↓↓
郵送による運転免許証の有効期間の延長(再延長)手続
但し、日本に家族や友人など、協力してくれる人が必要ですので、ご注意下さい。
「郵送による延長手続の流れ」は以下のようになります。
では、申請書類(送付した書類)についてご説明します。
申請書類は以下の3種類となります。
【免許証の有効期間延長の申請書類】
①:「更新手続開始申請書・郵送依頼書」
②:「更新連絡はがきの写し」
③:「返信用封筒(切手貼付)」
※ご注意:警視庁(東京)の場合です。
その他の各道府県については、管轄の警察ホームページでお調べ下さい。
申請書類①:「更新手続開始申請書・郵送依頼書」
申請書は、警視庁のホームページ上からPDF文章をダウンロードできます。
↓↓↓↓
更新手続開始申請書・郵送依頼書(初回用)(PDF形式:103KB)
更新手続開始申請書・郵送依頼書(2回目以降)(PDF形式:237KB)
この書類に、必要事項を記載し、自分の運転免許証の表裏の画像を貼り付ける必要があります。
日本の家族や友人にはEメールで送って、印刷してもらうのが楽だと思いますので、電子ファイルで作成するのが便利ですね。
私は、PowerPointのソフトを使って、画像の貼り付け加工をして資料を作成してみました。
出来上がった資料はPDFファイルにして、日本の家族にEメールで送りました。
そして日本側で印刷してもらえば、申請書の準備は完了です。
申請書類②:「更新連絡はがきの写し」
これは、免許更新時期が近づくと送られて来る、更新のお知らせハガキのコピーです。
送付するのは、ハガキの原本ではありません。コピーですので、間違えて送らないように、ご注意下さい。
そして、コピーするページは、表面ページ(名宛記載)及び1ページ(講習区分記載)です。
尚、更新連絡はがきをお持ちでない方は、この書類は送付しなくても手続きはできるとのことです。
私の場合は、コピーをちゃんと準備して送付しましたが。
申請書類③:「返信用封筒(切手貼付)」
これは、手続き完了後に発行されるシール(運転免許証裏面備考欄補助用紙)を、送り返してもらうための封筒です。
郵便の種類および切手代の例として、以下があります。
○本人限定受取郵便(配達証明)による返信を希望の場合、944円の切手
○書留郵便(配達証明)による返信を希望の場合、839円の切手
○普通郵便による返信を希望の場合、84円の切手
用心深い方は料金が高いものを選ぶかと思いますが、私は一番お安い普通郵便(84円)を選びました。
日本の郵便局員さんは、優秀だし、紛失とかはそうそう起こらないでしょうしね。信用してますよ。
申請後、手続き完了シールの受け取りまで
申請書類一式が揃い、2月27日(木)に、普通郵便でポストに投函してもらいました。
その後、返信用封筒が戻って来たのが、3月3日(水)、ちょうど1週間でした。
郵便局さんも、警視庁さんも、やはり日本は優秀ですね。さすがです。
という訳で、シール(運転免許証裏面備考欄補助用紙)を無事にゲットできました。
これを運転免許証の裏面の備考欄に貼り付ければ良いんですね。
って、結構、デカっ!!
万一の際の、臓器提供意思確認の部分が、丸っと隠れちゃいます。。。
臓器提供の意思がある方は、記入してからシールを貼りましょう。
まとめ
今回は、海外在住で、日本の運転免許証の更新が通常の期間内にできない場合の対処方法をご紹介しました。
特に、優良運転者(ゴールド免許)の方は、近くの警察署で更新ができるメリットを失わないように、「運転免許証の有効期間の延長」という方法があることをご紹介しました。
私は、まず一度目の有効期間延長をしましたが、二度目以降もやることになれば、また状況をご紹介したいと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。コープクンカップ。